資産形成

外貨預金の落とし穴?最高裁が認めた「円に戻さなくても税金がかかる」意外なルール

2026-09-25

外貨を別の外貨に替えた際、円安で利益が出ていれば税金がかかると最高裁が判断しました。

買い物での使用は原則非課税ですが、投資や転売目的の利用は課税対象になる恐れがあります。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺を拠点に活動する相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

昨今の円安の影響を受けて、外貨預金を始める方がとても増えています。日銀の統計によれば、2026年7月末時点での個人の外貨預金残高は約6兆9000億円にものぼり、前年と比べて7%も増加している状況です。

外貨を保有している方のなかには、「日本円に戻して利益を確定させなければ、税金は関係ない」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、その思い込みは非常に危険です。最高裁が示した「初判断」によって、外貨運用の税金ルールが改めて浮き彫りになりました。

外貨を別の外貨に替えただけで税金が発生する理由

2026年6月、最高裁は非常に重要な判断を下しました。それは「外貨を日本円に戻したときだけでなく、ドルからポンドなど、別の外貨に交換した際も税金がかかる」というものです。最高裁がこの「外貨から外貨への交換」における課税の適法性について判断を示したのは、今回が初判断とのことです。

例えば、1ドル=100円のときに預けた1万ドル(100万円相当)を、1ドル=160円になったタイミングでポンドに買い替えたとします。このとき、手元には円が1円も入ってきませんが、法律上は「一度ドルを円で売却し、その円でポンドを買い直した」とみなされます。

つまり、100万円が160万円に増えた状態で別の資産に乗り換えたことになり、最高裁はこの状態を、為替による利益が実現した「利益の確定」であると結論づけました。税理士の市田佳祐氏はこの判断について、新しいルールが作られたわけではなく、税務当局が以前から示していた「資産の交換は利益の実現である」という原則が改めて明確になっただけであると指摘しています。

為替差益に税金がかかるタイミング

国税庁は、為替による利益(為替差益)が課税対象となる主なケースとして、以下の4つを挙げています。これらはすべて、円を受け取っていなくても「資産としての価値が確定した」とみなされるタイミングです。

  • 外貨を日本円に両替したとき
  • 外貨を他の国の外貨に交換したとき
  • 外貨を使って外国の株式や債券などの有価証券を購入したとき
  • 外貨を使って海外の不動産を購入したとき

これらは、外貨という「手段」を使って別の「資産」を手に入れた瞬間に、それまでの値上がり益を精算しなければならないという考え方に基づいています。外貨のまま持っているつもりでも、形を変えた瞬間に税金の計算が必要になるということですね(ちゅいヨ!)。

海外旅行での支払いや買い物はどうなる

「外貨預金から引き出せるカードで海外の食事代を払ったら、それも課税対象になるの?」と不安になる方もいるでしょう。

結論から言うと、海外旅行中の食事代や日用品の購入といった「消費行動」については、一般的に為替差益の課税対象にはなりません。自分の生活のために外貨を支払いに充てる分には、細かな為替計算は不要とされています。

ただし、注意が必要な例外もあります。例えば、海外でブランド品を転売目的で購入した場合などは、消費ではなく「投資」とみなされ、課税の対象になる可能性があるのです。最終的にどのようなケースが課税されるかは、国税庁が個別に判断することになります。

確定申告が必要な人と不要な人の境界線

外貨で得た利益は「雑所得」に分類され、他の所得と合算して税率が決まる「総合課税」の対象です。

一般的な会社員の方であれば、給与以外の所得が年間で__合計20万円以下__であれば、確定申告は不要というルール(例外)があります。ここで注意が必要なのは、この20万円という枠は、為替差益だけでなく、副業の利益や暗号資産の売却益など、__すべての雑所得を合算した総額__であるという点です。為替差益単体では10万円でも、他の副収入が15万円あれば、合計25万円となり申告義務が生じます。

また、申告の際には「外貨を取得したときのレート」の記録が不可欠です。銀行のオンライン明細は閲覧期間が限られていることが多く、銀行を移し替えた際などに取得時のデータが分からなくなることも珍しくありません。

税理士の柴原一氏も、確定申告で困らないように取得時の情報を詳細に記録し、保管しておくことが重要だと助言しています。取引のたびにこまめにメモを残しておくのが、もっとも賢い防衛策です(ちゅいヨ!)。

よくある疑問(FAQ)

Q1 国内口座の外貨の利息の税金の区分を教えて下さい

A1 国内口座の利息について 国内の銀行に預けている外貨の利息は、円建ての預金と同じ「源泉分離課税」です。利息を受け取る前に一律20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)が自動的に差し引かれるため、自分で申告する必要はありません。

Q2 海外口座の利息の税金区分を教えて下さい

A2 海外口座の利息について 海外の銀行口座で利息を受け取る場合は、国内で源泉徴収がされません。そのため、原則として自分で申告が必要です。もし海外ですでに税金を払っている場合は、確定申告の際に「外国税額控除」という仕組みを使って、二重課税を調整することができます。

まとめと未来への提言

外貨運用は円安局面で資産を守るための有効な手段ですが、税金のルールを知らないと思わぬ申告漏れを招く恐れがあります。

  • 円に戻さなくても、他の外貨や有価証券に変えた時点で課税対象になる
  • 日常的な買い物は原則非課税だが、転売目的などの投資行動は例外
  • 会社員でも雑所得の合計が20万円を超えれば確定申告が必要

西荻窪や吉祥寺の賑わいを見ていると、海外からの観光客も増え、外貨がより身近になったと感じます。井の頭公園を散歩しながら将来の資産形成を考えるのも素敵ですが、その際はぜひ、税金のルールもセットで思い出してくださいね。自分の外貨取引がどのケースに当てはまるか、この機会に一度確認してみませんか?

専門家としての視点(司法書士・1級FPの視点)

資産運用において最も見落とされがちなのが、取引の正確な記録保存です。銀行のシステムに頼り切らず、いつ、いくらのレートで取得したかを自身で管理することが、将来の税務リスクを回避し、正確な納税を行うための唯一の手段となります。司法書士・1級FPとして、法的な証拠能力を持つ記録の継続的な蓄積を強く推奨いたします。

みずほ銀行が16年半ぶりに「貯蓄預金」を復活!普通預金よりおトクな金利の秘密とは?

2026-09-23

 みずほ銀行が「貯蓄預金」を復活。預金額に応じて金利が段階的に上がります。 300万円以上で金利0.45%。普通預金(0.4%)よりおトクな仕組みです。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

吉祥寺の井の頭公園を散歩していると、冬に向けてせっせとエサを蓄えたり、巣作りの準備をしたりする仲間をよく見かけます。実は今、人間のみなさんの「お金の置き場所」にも、新しい変化が起きているんですよ。

今回注目したいのは、みずほ銀行が発表した新しい「貯蓄預金」のニュースです。なんと、約16年半ぶりにこの仕組みが復活しました。「お金をどこに預ければいいかわからない」と悩んでいるみなさんに、なぜ今この商品が注目なのか、みんなにもわかるように解説していきますね。

16年半ぶりに復活した「貯蓄預金」の正体

みずほ銀行は2009年以来、約16年半ぶりに「段階金利」の貯蓄預金を復活させました。これは「金利ある世界」が戻ってきたことを象徴する出来事です。

なぜ銀行が今、この預金を再開したのでしょうか。それは、みなさんから預かったお金をしっかりと集めて、それを社会や企業に貸し出すことで経済を動かす「信用創造(しんようそうぞう)」という活動に役立てたいからです。これまでは金利が低すぎて貯蓄預金はお休み状態でしたが、ようやく「預けることで社会も自分も潤う時代」がやってきたと言えますね。普通預金との違いは、預ける金額が大きくなるほど金利が上乗せされる点にあります。

預ければ預けるほどおトクになる階段金利の仕組み

この貯蓄預金には、預金額に応じた6段階の金利が設定されています。

  • 10万円以上から段階的に金利がアップ
  • 300万円以上の預金で金利は0.45%に
  • 普通預金の0.4%よりも高い金利設定

特に注目なのは、300万円以上を預けた時の金利です。普通預金の金利が0.4%であるのに対し、この貯蓄預金なら0.45%になります。さらに、2024年12月までに新しく口座を作ると、すべての段階の金利がそれぞれ通常の2倍になるキャンペーンも実施されています。

みずほ銀行の猪股副頭取は、この新しい商品について次のように語っています。

「金利ある世界が定着するなか、金利時代を象徴するような金融商品だ」

まさに、新しい時代の幕開けを感じさせる預け方ですね。

出し入れ自由でポイントも貯まる利便性

「金利が高いと、お金を自由に引き出せなくなるのでは?」と心配になるかもしれませんが、安心してください。この貯蓄預金は、普通預金と同じようにいつでも自由にお金を出し入れできます。

さらに、楽天グループと協力して発行している「みずほ楽天カード」を使っている人には、もっと嬉しい特典があります。銀行の取引で貯まるポイントと楽天ポイントを合わせると、最大で2%の還元が受けられる仕組みも整えられています。おトクな金利を受け取りながら、普段のお買い物でもポイントをしっかり貯められるのは、一石二鳥の魅力ですね。

よくある疑問(FAQ)

Q1 貯蓄預金と普通預金の最大の違いは何?

A1 預金額に応じた金利のステップアップです。たくさんお金を預ける人ほど、普通預金より有利な条件で運用できます。

Q2 お金が必要な時にすぐに引き出せる?

A2 はい、普通預金と同様に自由に出し入れが可能です。急に現金が必要になった時でも困ることはありません。

Q3 キャンペーンの対象期間はいつまで?

A3 各段階の金利が2倍になる新規開設キャンペーンは、2026年12月までとなっています。

まとめと未来への提言

今回のニュースは、ただ銀行にお金を置いておくだけの時代から、金利やサービスを意識して自分に合った預け先を選ぶ時代に変わったことを教えてくれています。16年半ぶりに復活したこの仕組みを上手に使えば、日々の生活をより豊かにする一助になるはずです。

大切な種を蓄える小鳥のように、これからは金利やポイントを賢く意識して、自分にとって一番良い銀行の使い道を探してみましょう(ちゅい!)。

あなたなら、この新しい貯蓄預金をどう活用しますか?

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

日本経済が「金利のある世界」へ本格的に移行する中、資産の管理方法は重要な局面を迎えています。これまでの低金利時代における慣習を見直し、金利情勢に合わせて資金の配置を最適化することが、将来の資産形成や円滑な相続準備において非常に重要です。預金商品の選択肢が増える今、ご自身の資産ポートフォリオを改めて再検討することをお勧めいたします。

農地の相続が変わる!「信託」解禁で実家の田畑を次世代へつなぐ新ルール

2026-09-22

農地の信託解禁で、農家でない親族への権利譲渡がスムーズになります。 土地の細分化を防ぎ、やる気ある担い手に農地をまとめやすくする改革です。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

西荻窪や吉祥寺のような街に住んでいると、実家が農家でも自分は会社員として働いているという方がたくさんいます。親が大切に守ってきた田んぼや畑をどうすべきか、悩んでしまいますよね。実は今、日本の農地相続は大きな転換期を迎えようとしています。これまでは難しかった「農家ではない家族へのバトンタッチ」が、新しい仕組みで現実味を帯びてきたのです。

農家じゃなくても権利を引き継げる新しい仕組み

現在、農林水産省では、農地の管理や処分を信頼できる人に託す「信託(しんたく)」という仕組みの解禁を検討しています。

これまでのルールでは、親が元気なうちに農地を子供へ譲る「生前贈与」を行う場合、受け取る子供自身が農業をしていなければならないという厳しい制限がありました。一方で、亡くなった後の「相続」では農業をしない親族でも引き継げますが、これが原因で「誰も耕さない土地」が増えるという矛盾を抱えていました。

新しく「信託」が解禁されれば、農業をしない親族でも、生前から管理や処分の権利を法的に持つことができるようになります。これにより、将来その土地をどう活用するかという判断を、家族がスムーズに行えるようになるのです。

バラバラになる農地と耕作放棄地の大きなリスク

なぜ今、このような改革が必要なのでしょうか。背景には、日本の農業が直面している深刻な現状があります。

実は、農業経営体の数はこの20年ほどで約6割も減少しました。個人農家の約7割が65歳以上で、平均年齢は68歳に迫っています。こうした中で相続が発生すると、複数の親族に権利が細かく分かれてしまい、貸し借りや売却の話し合いがまとまらない「塩漬け」状態になりやすいのです。

実際に、2025年3月末時点の予測データでは、全国の農地の約2割にあたる106万ヘクタールで、所有者が不明だったり持ち主が近くにいなかったりする状態になるとされています。放置された土地が「耕作放棄地」になれば、地域の生産基盤そのものが失われてしまいます。

2027年度の税制改正に向けた大きな動き

この農地の信託解禁に向けた動きは、2027年度の税制改正の要望に反映される予定です。2024年の年末にかけて、政府や与党内で具体的なルールの詳細が調整されることになっています。

この改革では、信託の解禁だけでなく、相続した際に税金の支払いを待ってもらえる「納税猶予(のうぜいゆうよ)」の仕組みをより使いやすく広げることも検討されています。国を挙げて、農地がバラバラになるのを防ぎ、意欲のある農家さんへ土地を集約しようとしているのです。

認知症対策としての信託の価値

信託という仕組みのもう一つの大きな魅力は、将来の認知症などによる判断能力の低下に備えられる点です。

親が元気なうちに、信頼できる相続人へ「土地の管理や処分の権限」を託す契約を結んでおくことができます。そうすれば、万が一親の判断が難しくなっても、あらかじめ決めた計画に沿って、やる気のある農家さんへ貸し出すなどの手続きが止まることはありません。私たちのような都会暮らしの家族でも、遠く離れた実家の土地をしっかりと守り、地域のリーダーへ繋いでいくことができるのです。

仕組みだけでは解決しない課題

ただし、法律が変われば万事解決というわけではありません。東京大学の安藤光義教授は、制度の課題について次のように指摘しています。

農地は負の不動産になりやすく信託の受け手が出てくるか懸念がある。農業で高い収益をあげられるようにしなければ耕作放棄は減らせない

司法書士やFPの視点から見ても、収益を生まない土地は管理コストだけがかかる「負債」になるリスクがあります。制度を賢く利用すると同時に、その土地をどう活かして収益性を高めるか、あるいは地域の担い手へどうバトンを渡すかという、実務的な戦略が不可欠です。(ちゅい!)。

よくある疑問(FAQ)

Q1 農地を貸したり売ったりするには、どれくらいの同意が必要ですか?

A1 農地を貸し出す場合は、権利を持っている人の「過半数」の合意が必要です。一方で、農地を売却(転用を含む)する場合は、権利を持っている人「全員」の合意が必要になります。だからこそ、信託で権利をまとめておくことが重要になります。

Q2 農地バンク(農地中間管理機構)を通じた契約期間はどれくらいですか?

A2 都道府県が指定する農地バンクを利用する場合、10年から15年という長期間の契約を結ぶケースが多く見られます。一度貸し出すと長期間の運用になるため、事前の検討が大切です。

まとめと未来への提言

農地の「信託」解禁は、これまで「農業をしないから」という理由で相続対策を諦めていた家族にとって、希望の光となります。バラバラになりそうな土地を一つにまとめ、次世代や地域の担い手へ繋ぐことは、日本の豊かな食を守ることにも繋がります。

あなたの大切な実家の土地、次の世代にどう繋いでいきたいですか?

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

農地の相続は、農地法や税務の特例が複雑に絡み合うため、一般の方には非常に難解です。2027年度の改正を視野に入れつつ、ご家族が健康なうちに早めの対策を検討することが、将来のトラブルを防ぐ最善の策となります。まずは司法書士やFPなどの専門家へ相談し、現状を把握することから始めてみてください。

個人の株取引が123兆円を突破!AI株ブームの裏側と、私たちが知っておくべきリスクの正体

2026-09-18

個人の信用取引が123兆円に急増し、AI株が主役になっています。 3倍の取引が流動性を支える一方、急落時の連鎖売りのリスクもあります。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

最近、ニュースで「株価が大きく動いた!」と話題になっているのを見かけるよね。実は今、日本の株式市場では、ボクたち個人投資家が空前の存在感を見せているんだ。高い空から市場を「鳥の目」で俯瞰してみると、その活発な動きの裏側には、証券会社からお金を借りて売買する「信用取引」が深く関わっていることがわかるんだヨ。今、市場で何が起きているのか、一緒にのぞいてみよう!

信用取引が123兆円という過去最大規模に

今、個人投資家による「信用取引」の勢いが止まらないんだ。7月の信用取引額(売りと買いの合計)は123兆円に達して、なんと年初の2倍強にまで膨らんでいるんだヨ。

ここでいう「信用取引」とは、自分の手持ち資金を保証金として証券会社に預け、その最大約3倍もの金額を取引できる仕組みのことなんだ。少ない手出しで大きな勝負ができるから、今の相場に乗ろうとする人が増えているんだね。

驚くべき事実は、個人の売買代金全体のうち、この信用取引が占める割合が83%という過去最高水準になっていること。さらに、市場全体の取引に占める個人の比率も6月には30%を超えていて、まさに個人投資家が市場を動かす「主役」になっていると言えるんだヨ。

AI関連の高い株が人気の理由

どうしてここまで信用取引が増えているのか。その大きな理由は「AI(人工知能)ブーム」にあるんだ。特にキオクシアホールディングスなどのAI関連銘柄が取引の主役になっているんだね。

こうしたAI関連の株は、期待が大きい分、1株あたりの値段が高い「値がさ株」が多いのが特徴なんだ。例えば、1株数万円もする株を最低単位の100株買おうとすると、数百万円もの資金が必要になっちゃうよね。だから、普通の個人が手を出そうとすると、信用取引を使ってレバレッジをかけないと買えないという背景があるんだヨ。

松井証券の窪田さんは、今の状況をこんな風に分析しているんだ。

「キオクシアホールディングスを筆頭に人気の人工知能(AI)関連株の値動きが大きく、短期の値幅取り狙いの売買が活発だ」

値動きが激しいからこそ、短期間で利益を狙いたい人たちにとって、AI株はとても魅力的な戦場になっているんだね。

今の投資家は意外と冷静?

「借金してまで株を買うなんて危なくない?」と心配になるかもしれないけれど、今のところ投資家のみんなは意外と冷静に立ち回っているみたいだヨ。

投資家がどれくらい損をしているかを示す「信用評価損益率」を見ると、7月末時点でマイナス8.4%。これは過去10年の平均(マイナス10.2%)よりも良い状態で、まだみんなの心に余裕があることを示しているんだ。

それに、株価が一時的に下がったときに「安くなった!」と買う「押し目買い」をする人も多いんだ。これが相場の極端な下落を防ぐ支えにもなっているんだヨ。

「AI関連株の下落局面では信用買いの投げ売りが出る一方、新規に押し目買いを入れる投資家も多く健全な回転が利いている」

このように、今はリスクを取りつつも、うまく市場にお金が回っている状態なんだね。

急落したときに気をつけたい落とし穴

でも、空の上から見ていると、少しだけ心配な雲行きも見えるんだ。現在、信用取引で株を買っている状態の残高(買い残)は6兆2680億円と、非常に高い水準にあるんだヨ。

もし、みんなの予想に反して相場がドスンと急落してしまったらどうなるかな?借りたお金で買っている人は、保証金の維持が難しくなって、損失を広げないために一斉に株を売らなきゃいけなくなるんだ。

一人が売ると株価がさらに下がり、それが次の売りを呼ぶ……という「投げ売りの連鎖」が起きるリスクがあるんだね。市場が盛り上がっているときこそ、こうした足元の危うさには注意が必要なんだ。ちゅいヨ!

よくある疑問(FAQ)

Q1 なぜ今、こんなに信用取引が増えているの?

A1 AI関連株への注目が集まっているからです。これらの銘柄は1回の取引に必要な最低金額が高額(値がさ株)であることが多いため、手元の資金が限られている個人投資家が、信用取引を活用して取引に参加しているからです。

Q2 個人投資家が増えることは、市場にとって良いことなの?

A2 はい、大きなメリットがあるんだ。個人投資家が活発に動くことで市場に「流動性(取引の厚み)」が生まれるし、株価が下がったときに買う「逆張り」の傾向が強いから、相場が一方的に崩れるのを防ぐ「下支え役」にもなってくれているんだ。

まとめと未来への提言

今回は、個人投資家が市場の30%以上を占め、信用取引を駆使してAIブームを牽引している現状をお話ししたよ。まさにボクたちが相場の主役として存在感を示している時代なんだね。

ただ、過去最大級に膨らんだ「買い残」は、いつか必ず売られる運命にあることも忘れてはいけないよ。この活発な流れがこれからも「健全な回転」を続けていくのか、それとも大きな波乱の種になるのか。

キミなら、この大きな市場の波に対して、どんな準備をして向き合っていくかな?

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

投資においてレバレッジを活用することは、資金効率を高める有効な手段ですが、それは常に背中合わせのリスクを許容できることが前提となります。特に市場全体が過熱し、信用取引の比率が高まっている時期には、万が一の急落時に自分の生活資金や資産形成の計画が破綻しないよう、出口戦略を明確にしておくことが不可欠です。感情に流されず、冷静にリスクをコントロールする姿勢こそが、長期的な資産運用の成功を支えます。

株主総会の紙資料がついに廃止へ?2027年改正で変わる「1株から買える」投資の未来

2026-09-11

2027年にも株主総会資料の書面請求制度が廃止される見込みです。 これは1株から投資できる「単元株制度」の廃止に向けた大きな一歩です。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)

ここ最近、ポストに届く封筒の厚みが少しずつ薄くなっていることにお気づきでしょうか。西荻窪の私の事務所でも、お客様から「最近、株主総会の案内がハガキだけになった気がするけれど大丈夫?」と聞かれることが増えてきました。実は今、会社法の大きな改正に向けて、私たちの投資の常識が塗り替えられようとしています。

株主総会資料の完全デジタル化

政府は2027年を目標に会社法を改正し、株主が「総会の資料を紙の郵送で送ってほしい」と個別に企業へ請求できる「書面交付請求」という制度を廃止する方針を決定しました。

現在、株主総会の資料には企業の活動報告や財務諸表、そして議案の詳細などがびっしりと書かれています。大手企業の資料ともなれば100ページを上回ることもあり、これを印刷して全株主に郵送するコストは、企業にとって非常に重い負担となっているのです。今回の改正には、デジタル化を徹底することで、こうした印刷・郵送コストを一気に削減する狙いがあります。

「紙が届かなくなったら、総会の情報を見逃してしまうのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。法改正後も、資料が掲載されているURLを記載した「アクセス通知書(ハガキなど)」は、これまで通りすべての株主の元に郵送で届きます。これさえあれば、いつ総会が開かれるかをしっかり把握できますよ。

投資がもっと身近になる未来

資料のペーパーレス化は、単なる企業の事務的なコスト削減の話ではありません。実はこれが、日本の株式市場に根付いている「単元株制度(100株単位での売買)」を撤廃するための、非常に重要な布石となっているのです。

現在は「100株単位」での売買が一般的ですが、欧米のように1株から自由に売り買いできるようになれば、少額から投資を楽しめるようになります。しかし、企業側には「もし1株から買えるようになって株主の数が何十倍にも増えたら、紙の資料を郵送するだけで経営が傾いてしまう!」という強い懸念がありました。つまり、紙の資料を請求できる権利そのものが、1株単位での取引を実現する上での大きな壁になっていたのです(ちゅいヨ!)。

今回の背景について、政府の議論では以下のように述べられています。

「個人が株を少額で買えるようにするには単元株制度の撤廃が不可欠だ。企業側には株主が増えれば費用が膨らむことへの懸念があった。このため株主総会資料を請求できる制度をやめることで企業の負担を減らし、単元株制度の撤廃にむけた議論を促す。」

資料を電子化して「株主が何人になってもコストが増えない仕組み」を整えることで、誰もが気軽に投資に参加できる新しい環境を作ろうとしているわけですね。

デジタル化への移行状況と課題

政府は2022年に、上場企業が資料をネット上で公開することを義務づける「電子提供制度」を導入しました。しかし、2026年6月時点の東京証券取引所のデータを見ると、実際に「アクセス通知書」のみの送付に切り替えた企業は、全上場企業の8.6%に留まっています。

依然として約47%の企業が資料一式を紙で送り続けており、半分近くの企業がまだ旧来のやり方を続けているのが現状です。企業側も「デジタル化したいけれど、紙を求める株主の声にも対応しなきゃ……」と、板挟みの中で苦労している様子が伺えますね(ちゅいヨ!)。

もちろん、インターネットの利用が難しい高齢の株主などへの配慮も忘れてはいません。2027年の法改正案が成立した後も、すぐにすべてが切り替わるわけではなく、周知のために2〜3年の「経過措置」を設けることが検討されています。急激な変化ではなく、社会全体がゆっくりとデジタルに慣れていくための期間が確保される見込みです。

よくある疑問(FAQ)

Q1 もう紙の資料は一切もらえなくなるの?


A1 2027年の改正以降は、原則として個別に請求して紙で受け取る制度自体がなくなります。ただし、混乱を防ぐために2〜3年の経過措置が検討されているので、すぐに明日からゼロになるわけではありません。

Q2 ネットが見られない人はどうすればいい?

A2 議決権を行使するための書類や、ネット上のどこに資料があるかを知らせる「アクセス通知書」は、今後も郵送で届きます。また、高齢者の方などが取り残されないよう、どのような配慮が必要かについては引き続き慎重に議論されています。

Q3 なぜ今このタイミングで変わるの?

A3 デジタル化を推進して企業の事務負担を減らすことで、これまで投資をためらっていた方でも1株から少額で投資しやすい環境を日本全体で作り上げるためです。

まとめと未来への提言

株主総会資料のペーパーレス化は、単なる「紙の節約」という小さな話ではなく、日本の投資環境そのものをアップデートするための壮大な計画です。

企業のコスト負担が軽くなり、100株単位というハードルがなくなれば、若年層から高齢層まで幅広い世代が、より自由に資産形成を行えるようになります。もしこの先、単元株のルールが撤廃されたら、あなたは今まで手が届かなかった憧れの企業の株を、まずは1株から持ってみたいですか?ぜひ、未来の投資スタイルを想像してみてくださいね。

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

会社法の改正は、企業のDX推進だけでなく個人投資家の裾野を広げる重要な一歩です。単元株の撤廃が実現すれば、相続で少額の株式を引き継ぐ際の端株処理の手間が減るなど、実務面での利便性も向上するでしょう。1株単位での保有が一般的になれば、相続対策としての生前贈与などもより柔軟に行えるようになります。今後の法改正の動向に注目が必要です。

非上場株の評価が変わる!中小企業の相続税が軽くなる新ルールを解説

2026-09-09

非上場株の評価ルールが64年ぶりに刷新され、中小企業の相続税負担が軽くなります。 2028年から新しい計算方式に一本化され、複雑だった節税策は使えなくなります。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

吉祥寺のサンロード商店街や西荻窪の駅前通りにあるような、地域に根ざしたお店や会社を支える経営者の皆さん。自分の代から築き上げてきた大切な会社の「株」に、将来どれだけの相続税がかかるのか、不安に思うこともあるよね。これまでは計算がとても複雑で、専門家に頼まないと見通しが立ちにくかったんだ。でも、国税庁がこれまでのルールをガラリと変える案をまとめたんだヨ。

60年ぶりの大改革!評価のルールがシンプルに

今の非上場株の評価ルールは、なんと1964年に作られたものなんだ。約60年もの間、基本的な仕組みは変わっていなかったんだね。

これまでは、自分の会社と業種が似ている「上場企業」の株価を参考にするなど、非常にややこしい計算をしていたんだ。例えるなら、地元で愛される個人商店の価値を、証券取引所に上場しているような「誰もが知る超大手の有名スーパーチェーン」と無理やり比較して決めていたようなものなんだヨ。これでは実情に合わないし、不公平だよね。

これからは、その比較をやめて「その会社がいま持っている財産」と「過去5年間の利益からみる稼ぐ力」をベースに、一定の係数を掛けて計算する方式に一本化される見通しだヨ。自分たちの会社の今の姿が、より正しく評価に反映されるようになるんだね。

中小・零細企業には嬉しいニュース

今回のルール変更は、多くの小規模な会社にとって追い風になりそうだね。新しい計算方式になると、特に規模の小さな会社や、利益がそれほど高くはない会社の評価額が下がる傾向にあるんだ。

ここで注目したいのが、新しいルールでは「過去5年間の利益」を計算するときに、赤字(マイナス)の年もしっかり含めて平均を出してくれることなんだ。赤字の時期があってもそれが評価に反映されるから、無理のない評価額になりやすいんだヨ。日本経済新聞の試算でも、専門家が次のようにコメントしているね。

「零細企業の多くは評価額が下がり税負担は軽減される」として、懸念されていた事業承継への影響は限定的とみる。(日本経済新聞)

会社を次の世代へ引き継ごうとしている経営者にとって、税金の負担が軽くなるのはとても心強いことだね。

行き過ぎた節税への「待った」

では、なぜわざわざ60年ぶりにルールを変えるんだろう?

実は、これまでの「上場企業と比較する仕組み」などの複雑さを逆手に取って、わざと評価額を低く抑えるような「行き過ぎた節税」が目立っていたんだ。これに対して、2024年に会計検査院という国の機関から「公平性が保たれていない」という厳しい指摘が入ったんだヨ。

それを受けて国税庁は2026年4月から有識者会議で検討を重ねてきたんだ。みんなが納得できる、公平で透明なルールを作るための改革なんだね(ちゅいヨ!)。

これからのスケジュール

この新しいルールがいつから始まるのか、確認しておこう。

現在は、2027年度の税制改正大綱にこの内容を盛り込み、2028年1月以降に発生する相続から適用することを目指して議論が進められているんだ。

まだ少し先の話だから、今すぐ慌てて何か対策を始める必要はないヨ。まずは自分の会社の価値が新ルールでどう変わるのか、今後の発表をじっくり見守ることが大切だね。

よくある疑問(FAQ)

Q1 今すぐ何か準備が必要?

A1 今はまだルール案が示された段階だヨ。具体的な計算方法が確定してから、専門家と一緒にシミュレーションを始めるのがおすすめです。

Q2 利益が出ている会社は税金が上がるの?

A2  今回のルールでは「稼ぐ力(収益力)」が評価の直接的な柱になります。そのため、収益力が非常に高い会社や規模の大きな会社は、これまでよりも評価額が上がって税負担が増える可能性があります。

 Q3 すでに相続対策をしている場合はどうなる?

A3 今までのルールを前提にした節税策の中には、新ルールでは効果がなくなってしまうものもあるかもしれないですね。時期が来たら、対策の見直しが必要になります。

まとめと未来への問いかけ

今回の改正は、日本を支える多くの中小企業にとって、次世代へのバトンタッチをスムーズにするための大きな一歩になるはずです。評価の仕組みが透明になることで、将来の計画も立てやすくなりますね。

あなたの大切な会社を、次の世代へどんな形で残していきたいですか?

専門家としての一言

評価方法の一本化は、算定の透明性を高め、事業承継の予測可能性を向上させる大きな転換点となります。一方で、収益力の高い企業においては評価の柱が明確化されることで、現行よりも評価額が上昇し、増税となるリスクも否定できません。2027年度の税制改正大綱で示される「具体的な係数や算式」を注視しつつ、2028年の適用に向けて早めの現状把握と中長期的なシミュレーションを行うことが、円滑な承継への鍵となります。

街の信用金庫がピンチ?金利の上昇で赤字が増えている理由と私たちの生活への影響

2026-09-08

信用金庫の赤字急増が地域経済や企業の資金繰りに悪影響を及ぼす恐れがあります。 金利上昇により保有する債券の価値が下がり、多額の売却損や含み損が出ています。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

私たちの街にあるパン屋さんや小さな工場など、地域の経済を支えてくれているのが「信用金庫」です。実は今、その信用金庫がこれまでにないほど厳しい状況に立たされていることを知っていますか?なぜ私たちの身近な金融機関が困っているのか、その理由をみんなにもわかるように紐解いていきましょう。

金利が上がると銀行の持っているお宝が値下がりする?

いま、世の中の金利が少しずつ上がっています。これを「金利ある世界」への変化と呼びますが、実はこれが信用金庫を苦しめる原因になっています。

信用金庫は、私たちが預けた大切なお金を、国債などの「債券」で運用してきました。しかし、債券の価格と世の中の金利は「シーソー」のような関係にあります。金利が上がると、すでに持っている(利回りの低い)債券の価値は下がってしまうのです。

これまでの長い「超低金利時代」、信用金庫は地域での貸出先がなかなか見つからない中で、少しでも利益を出そうと債券運用に頼ってきました。ところが、急に金利が上がったことで、持っていた債券の価値がガクンと落ちてしまいました。その結果、売った時に出る「売却損」だけでなく、持っているだけで発生する「含み損」が膨れ上がってしまったのです。

赤字の信用金庫が17に急増した衝撃

2026年3月期の決算では、全国で17の信用金庫が最終赤字になりました。その前の期は5つだったので、赤字の数は3倍以上に急増したことになります。

具体的な数字を見ると驚きです。兵庫県の但馬信用金庫が13年ぶりに195億円の最終赤字となったほか、愛媛県の愛媛信用金庫も1951年の設立以来初めてとなる189億円もの最終赤字を記録しました。

さらに衝撃的なのは、赤字になっていない信金も他人事ではないということです。実は、全国の9割を超える237もの信用金庫が、債券などの含み損を抱えている状況にあります。

大きな地方銀行が過去最高益を出しているのと対照的なのは、地銀が収益源を多様化させている一方で、信用金庫は人口減少などの影響で地域の資金需要が伸び悩み、運用の多くを債券に頼らざるを得なかったという背景があるからです。

街の小さなお店や会社への影響

信用金庫の体力が弱まってしまうと、一番困るのは地域の小さな会社やお店です。実は、銀行には「含み損が自分の会社の財産(純資産)を上回ると、業務停止命令などが出る」という「早期是正措置」という厳しいルールがあります。

財務基盤の弱い信金は債券売却に踏み切れない。債券は満期まで保有すれば損失を生まないが、含み損は経営を圧迫し続ける。

このように、損を確定させて経営を立て直したくても、体力がなくて身動きが取れない信金も出てきています。そうなると、地元の企業が「新しい設備を買いたい」と思っても、信金側に貸し出す余裕がなく、審査が厳しくなったり時間がかかったりする逆風が吹いてしまうかもしれません(ちゅい)。

また、預金を集めるためにお客さんへの金利を上げれば、今度は信金側の利益が削られるという「ジレンマ」にも悩まされているのです。

これからの信用金庫はどうなっていくのか

もちろん、信用金庫も手をこまねいているわけではありません。但馬信用金庫のように、あえて今「大きな損を出してでも古い債券を売る」という決断をしているところもあります。一度古い債券を整理してしまえば、次は金利が高くなった新しい債券で運用でき、将来の収益力を高めることができるからです。

また、業界全体で支え合う仕組みも動いています。信用金庫の親分的な存在である「信金中央金庫」が、2025年には栃木信用金庫へ40億円、2026年には稚内信用金庫へ200億円の資本支援を行うなど、ピンチを乗り越えるためのバックアップを強化しています。

2026年という歴史的な転換点を迎え、信用金庫は今までのやり方を見直し、地域のパートナーとして生き残るための新しい形を必死に模索しています。

よくある疑問(FAQ)

Q1 自分の預けているお金は大丈夫なの?

A1 安心してください。個別の信金が赤字であっても、「預金保険制度」によって1,000万円までの元本とその利息は保護されています。また、信金中央金庫などの支援体制も万全です。

Q2 なぜ金利が上がっているのに儲からないの?

A2 貸出金の利息が増えるメリットよりも、昔から持っていた債券の価値が下がったダメージの方が、今は一時的に大きくなっているからです。

Q3 これからお金を借りにくくなるの?


A3 財務が苦しい信金では、担保の条件が厳しくなったり、融資の審査に時間がかかったりする可能性があります。早めの相談を心がけるのが安心です。

まとめと未来への問いかけ

街の信用金庫は、地域の経済を支える大切なパートナーです。金利上昇という大きな波にさらされ、今は多くの信金が含み損を抱える苦しい正念場にありますが、ここを乗り越えて健全な経営を取り戻せるかどうかが、街の活気を左右することになります。

あなたは、自分の街を支えてくれている金融機関が今どのような状況にあるか、関心を持っていますか?

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

地域の金融情勢の変化は、中小企業の事業承継や資金繰り、さらには個人の不動産融資の条件にも直結します。特に信用金庫の財務健全性は、地域密着型のサービス維持に欠かせない要素です。司法書士やFPの視点からは、顧問先や相談者の皆様に対し、メインバンクの収益力や経営方針を注視し、時代の変化に合わせた柔軟な資金計画を立てることを推奨いたします。

2028年から暗号資産の税金が激変!知っておきたい資産運用の新ルール

2026-09-05

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

司法書士や1級FPとして、地元の皆さんの相談に乗っていると、最近は暗号資産の税金について聞かれることが増えてきました。資産運用のルールは少しずつ変わっていて、知らないと思わぬ損をしてしまうこともあるんです。今日は、みんなが賢く資産を守れるように、新しい税金の仕組みを優しく紐解いていきますね。

これまでの暗号資産(仮想通貨)の利益は、お給料など他の所得とまとめて計算する総合課税という仕組みでした。でも、2028年1月1日からは、いよいよ株式や投資信託と同じ申告分離課税に変わる予定です。

大きな変更点は、所得税率が15%になることです。ただし、これには大事な条件があります。金融庁に登録された暗号資産取引業者を通じて、その業者が扱う特定暗号資産を売却した場合に限られるんです。海外の取引所で売却した場合は、今まで通り総合課税のままなので気をつけてくださいね。

この改正は、所得が多い人にとっては税率が下がる嬉しいニュースですが、誰にとってもお得とは限りません。専門家の坂本新税理士はこう指摘しています。

「暗号資産の売却益と給与など他の課税所得の合計額が低い水準の場合、今の総合課税のほうが所得税額が少なくなることもある」

今のうちに自分の所得状況を確認して、2028年を待つべきか、今のうちに動くべきか判断することが大切です。

暗号資産を使う時に忘れてはいけないこと

暗号資産は、日本円に替えた時以外にも税金が発生するタイミングがあります。ここが、株などとは違う少し厄介なところです。

例えば、ビットコインで買い物をしたり、他の種類の暗号資産と交換したりした時も、手に入れた時より値上がりしていれば利益が出たとみなされます。

さらに注意が必要なのは、暗号資産には株のような源泉徴収の仕組みがないことです。証券会社が自動で税金を引いてくれるわけではないので、自分でしっかり記録を残さなければなりません。取引所の履歴には単に「出金」としか残らないこともあるため、買い物に使ったのか、自分の別のウォレットに移しただけなのかを区別できるようにしておく必要があります。事務的な負担は重いですが、正確な記録が将来の自分を助けてくれますよ。

金投資の意外と知らない使い分け

金(ゴールド)への投資も、持ち方ひとつで税金のルールがガラリと変わります。

まず、金の延べ棒や金貨などの現物を売って得た利益は総合課税です。お給料などの所得が高い人の場合、税率は最大45%まで上がってしまうこともあります。ただ、現物を5年を超えて長く持っていると税金が安くなる仕組みがあるので、長期保有に向いていますね。

一方で、金の価格に連動する金ETF(上場投資信託)は、株式と同じグループとして扱われます。こちらの所得税率は一律15%です。同じ金への投資でも、短期間で売買するならETF、じっくり長く持つなら現物といったように、出口の税金まで考えて選ぶのがプロの視点です。

株式投資とNISAの安心ルール

多くの人が活用している株式投資の税制は、とても整理されています。株や投資信託の利益は原則として申告分離課税で、税率は所得税15.315%(復興特別所得税を含む)と住民税5%です。

手続きを一番楽にする方法は、源泉徴収ありの特定口座を使うことです。これなら証券会社が税金の計算から納付まで全部やってくれるので、確定申告の手間がかかりません。

さらに、NISA(少額投資非課税制度)を使えば、その中での利益には一切税金がかかりません。申告も不要なので、まずはこのお得な制度から使いこなしていくのが資産運用の王道と言えますね。

よくある疑問(FAQ)

Q1 海外の取引所で仮想通貨を売った場合も、2028年から税率は15%になりますか?

A1 いいえ、海外取引所での利益は2028年以降も総合課税のままです。15%の分離課税が使えるのは、日本の金融庁に登録された業者で特定暗号資産を取引した時だけです。

Q2 仮想通貨の税金は、2028年まで待ってから売ったほうが必ずお得ですか?

A2 そうとは限りません。所得がそれほど高くない方の場合は、現在の総合課税の方が、2028年以降の15%という税率よりも低くなる可能性があるからです。

Q3 自分のウォレットに暗号資産を移しただけで税金はかかりますか?

A3 いいえ、自分の口座の間で移動させるだけなら利益は確定しないので、税金はかかりません。ただし、履歴には「出金」と残ることが多いため、買い物による利益確定ではないことを証明できるよう記録しておきましょう。

まとめと未来への提言

資産運用のルールは時代に合わせてアップデートされています。特に2028年からの暗号資産の税制改正は、大きな転換点になりますね。

大切なのは、新しい仕組みを正しく知って、自分の所得に合わせた最適なタイミングを見極めることです。吉祥寺や西荻窪の街を歩きながら、将来の豊かな生活のために、今できる準備を少しずつ始めてみませんか?賢く学んで、一歩ずつ進んでいきましょう(ちゅいヨ!)。

専門家としての一言(司法書士・1級FPとしての視点)

暗号資産の税制改正は大きな転換点ですが、適用条件や記録の保存など、実務的な注意点が非常に多いです。税率が変わるからといって安易に判断せず、ご自身の所得状況に合わせて、最適なタイミングや手法を検討することが、これからの資産運用には不可欠です。

メガバンクが「5億円以上」を持つ人に夢中?格差社会で知っておきたいお金の真実

2026-08-30

メガバンクが「超富裕層」へのサービスを急拡大し、銀行の稼ぎ方が激変しています。資産を持つ人と持たない人の格差が広がり、相続が資産を増やす大きな鍵になっています。
こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。最近、ニュースなどで「銀行がリッチな人向けのサービスを強化している」という話を耳にすることはありませんか?「自分たちには縁のない遠い世界の話かな?」と思うかもしれませんが、実はこれ、私たちの社会の仕組みや、銀行という存在がどう変わろうとしているのかを知るための、とても大切なサインなんです。世の中の変化をみんなが自分事として捉えられるように、専門家の視点から分かりやすくお話しますね。

超富裕層と呼ばれる人たちの正体

まず、銀行が熱烈な視線を送る「超富裕層」とはどんな人たちのことでしょうか。一般的には、持っている金融資産が5億円以上の世帯を指します。

野村総合研究所のデータによると、こうした超富裕層は2023年に国内で約12万世帯にまで増えました。2019年比で、わずか数年のうちに4割も急増したことになります。日本の全世帯のうち、超富裕層はたった0.2%しか存在しません。ところが、彼らが保有する資産の合計は135兆円にものぼり、日本全体の個人金融資産の約1割を、このごくわずかな人たちが握っているという驚きの状況になっています。

なぜ、これほどまでに超富裕層が増えたのでしょうか。そこには株高や不動産価格の上昇という背景がありますが、実は「相続」によって資産が引き継がれ、さらに集約・拡大していることが大きな要因の一つです。格差が広がっている現実を、まずは直視する必要があります(ちゅいヨ!)。

銀行が融資よりも「相談」に力を入れる理由

今、日本のメガバンクは、これまでの「お金を貸して利息を得る」というビジネスから、大きく舵を切ろうとしています。各銀行の動きを比較してみましょう。

三井住友フィナンシャルグループは、2028年度までに超富裕層向けの営業担当者を現在の2倍である400人規模に増やす計画です。みずほフィナンシャルグループも、資産30億円以上を持つ層の担当者を5割増員し、専門組織を立ち上げました。三菱UFJフィナンシャルグループにいたっては、担当者を23年度比で2倍の約2500人体制へと一気に拡大させています。

銀行がここまで必死になるのは、単に資産を預かるだけでなく、企業の売却(M&A)や事業承継、複雑な相続対策といった、高度なコンサルティング手数料が莫大な収益源になるからです。例えばオーナー企業の売却を支援すれば、1件あたり数千万から数億円という大きな稼ぎが見込めます。これは1級FPの視点から見ても、極めて効率的なビジネスモデルへの転換点と言えます。三井住友の中島達社長は、次のように意気込みを語っています。

「銀行、証券、信託をまたぐ一体運営で顧客を取り込む。富裕層向けで国内最大の預かり資産を目指す」

広がる格差と私たちの未来

こうした銀行の戦略の裏側には、日銀のデータからも読み取れるシビアな「格差」の現実があります。

最新のデータによれば、10億円以上の定期預金残高はこの1年で65%も急増しました。その一方で、300万円未満の預金残高は逆に減少しています。お金があるところにはどんどん集まり、そうでないところからは減っていくという対照的な動きが鮮明になっているのです。

かつての銀行は、広く一般の人たちから預金を集め、それを企業に貸し出すことで成長してきました。しかし、中間層の預金が目減りし、一部の層に資金が集中し始めたことで、銀行は「生き残るために」ターゲットを富裕層に絞らざるを得なくなっているのが現状です。この変化は、一部のお金持ちだけの話ではなく、私たちがこれからどうやって大切な資産を守り、次の世代へ繋いでいくべきかを問いかけています。

よくある疑問(FAQ)

Q1 超富裕層向けサービスは、普通の人には関係ないの?

A1 サービスを直接受ける機会は少ないかもしれませんが、銀行が富裕層シフトを強めることで、一般店舗の再編や、窓口サービスの仕組みが変わるなど、私たちの生活にも影響が出てきます。また、格差が広がる時代だからこそ、資産をどう守るかという知識の有無が、将来の家計を大きく左右することになります。

Q2 なぜ今、こんなに銀行は必死なの?

A2 一言で言えば、安定して大きな利益を稼ぐためです。超富裕層の案件は、一度の取引で億単位の手数料が見込めることもあります。また、一族全体の資産を管理することで、世代を超えた長いお付き合いができるため、銀行にとっては喉から手が出るほど欲しい「安定した収益源」なのです。

まとめと未来への提言

メガバンクが超富裕層へのアプローチを強めている背景には、株高や相続による資産の集中、そして深刻な格差の拡大という社会構造の変化があります。これからの時代、自分自身の資産や家族への相続について、私たちはどう向き合っていけばよいのでしょうか。銀行の形が変わっていく中で、私たち一人ひとりも「お金の守り方と繋ぎ方」を改めて見つめ直す時期に来ているのかもしれません。

あなたのご家庭では、将来への準備をどのように進めていますか?

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

銀行が超富裕層に特化する中、一般家庭でも「資産の管理」や「円満な相続」の準備は不可欠です。司法書士・FPの視点からは、資産規模にかかわらず、複雑化する法務や税務への早期対策が生活を守る鍵になると断言できます。専門知識を味方につけ、家族で将来を話し合うきっかけにしてください。

「国債で相続税が安くなる?」話題の新ルール案をやさしく読み解く

2026-08-28

個人向け国債の相続税を減らす案が出ていますが、不公平だとの批判も強い状況です。NISAに国債を入れる案もあり、貯蓄から投資への流れを促す狙いがありますが課題は山積みです。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

住み心地の良い西荻窪や吉祥寺の街を散歩していると、穏やかにセカンドライフを楽しまれている高齢の方々をよく見かけます。そんな皆さんの間で最近注目されているのが、「国債を買うと相続税が安くなるかもしれない」というニュースです。

「国債」というのは、私たちが国にお金を貸して、利子をもらう仕組みのこと。これがもし相続税の節税に繋がるとなれば、ご家族への資産の残し方が大きく変わるかもしれません。今回は、この新しいルール案がなぜ議論されているのか、みんなにわかるようにやさしく解説します。

国債を相続するときの税金が安くなるかもしれないお話

いま、政府や政治家の間で「個人向け国債」のルールを見直そうという動きが活発になっています。片山さつき財務相も2026年7月の記者会見で、購入を促すための策について「やっぱりやっていく時じゃないか」と前向きな姿勢を示しました。

具体的には、与野党から「個人向け国債にかかる相続税を軽くしよう」という案が浮上しています。自民党の中西健治衆院議員は、世代を超えて国債を持ちやすくすることで、高齢者層にもっと買ってもらえるようにすべきだと考えています。

なぜそこまでして国債を買ってほしいのか。実は、日本の家計が持っている資産のうち、国債が占める割合は2026年3月時点でわずか1.7%にとどまっています。国としては、眠っている個人のお金を、もっと国債という形で活用してほしいという狙いがあるのですね。

相続の現場を見守る僕としては、家族の絆を次世代に繋ぐ新しい選択肢になるのか、とても気になるところだちゅいヨ!

NISAに国債が入るかもしれない?

もう一つ、大きな話題になっているのが、国民民主党が提出した「NISA(少額投資非課税制度)に国債を組み入れる」という法案です。

現在のルールでは、国債をNISAで買うことはできません。NISAは主に株や投資信託が対象だからです。しかし、この案では、株などは値動きが怖くて手が出せないけれど、預貯金のままにしておくのはもったいない……と考えている高齢者の方々をターゲットにしています。

安全性の高い国債をNISAの仲間に加えることで、「貯蓄から投資へ」という国の大きな流れに、より多くの人を巻き込もうとしているのです。

「それはズルい!」という反対意見がある理由

この案には魅力がある一方で、「特定の金融商品だけを特別扱いするのは不公平だ」という厳しい意見もたくさん出ています。証券業界などからは、なぜ国債だけを優遇するのかという疑問の声が上がっています。

財務省の幹部からも、次のような慎重な意見が出ています。

「個人向け国債だけ相続税を優遇する理由が見つからない」

また、公平性の観点でも課題があります。そもそも相続税を払う必要があるのは、亡くなった人のうち約1割、いわゆる富裕層の方々に限られています。そのため、この制度が実現しても、恩恵を受けられるのは一部の資産家に偏ってしまうため、「お金持ち優遇の節税策」になりかねないという批判があるのです。

私たちの生活や銀行への影響

この動きには、銀行業界もハラハラしています。全国銀行協会の加藤会長は、もしみんなが預金を一斉に国債に移してしまったら、銀行にお金が残らなくなると心配しています。

銀行の預金が減ってしまうと、地域の企業に貸し出すための「成長資金」が足りなくなり、日本経済全体に悪影響が出る恐れがあるからです。

さらに、国としても無視できないのが「税収」の問題です。最近は物価や資産価格の上昇もあり、2025年度の相続税収は3.8兆円と過去最高を更新する見込みです。国債を優遇しすぎて、この貴重な税収が大幅に減ってしまうことを財務省は懸念しています。

背景には、これまで国債をたくさん買ってきた日本銀行が、その量を減らそうとしているという事情があります。日銀に代わる新しい「買い手」として、個人の皆さんに期待が集まっている一方で、副作用も大きいのが現状なのです。

よくある疑問(FAQ)

Q1  国債を買えば誰でも相続税が安くなるの?

A1 まだ検討段階ですが、もし決まったとしても、恩恵を受けるのはもともと相続税がかかるような資産を持っている人が対象になります。例えば、配偶者と子供2人の家庭なら、相続財産が4800万円を超えている場合などが目安です。

Q2  なぜ今、国はそこまでして国債を買ってほしいと思っているの?

A2  これまで日本銀行が国債を大量に買い支えてきましたが、現在はその買い入れ額を減らす方向に動いています。そのため、国債を安定して持ってくれる「新しい受け皿」として、個人マネーを呼び込みたいという切実な事情があるのです。

まとめとこれからの注目ポイント

今回の国債をめぐる議論は、年末の税制改正に向けてさらに本格化する見通しです。

これまでの相続税対策といえば、現金よりも税制面で有利な「不動産」を活用するのが定番でした。しかし、もし金融資産である国債に新しい優遇ルールができれば、資産運用のバランスをどう考えるか、戦略の立て直しが必要になるかもしれません。

大切なのは、制度が変わるかどうかを注視しつつ、「自分の家族にとって最適な財産の形は何か」を今のうちから話し合っておくことですね。

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

現在の税制において、金融資産は原則として時価で評価されるため、実勢価格より評価が低くなる傾向にある不動産と比較して相続税の負担が重くなる構造があります。今回の国債優遇案は、その格差を埋める議論の一環と言えます。

しかし、特定の金融商品のみを対象とすることは市場の歪みを招きかねません。大和総研の是枝俊悟主任研究員が指摘するように、特定の国債だけでなく、NISA口座内の資産全般に対する相続税優遇を検討するなど、より包括的で公平な制度設計が求められるでしょう。今後の議論の行方を慎重に見極める必要があります。

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