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事務所移転のお知らせ

西荻窪・吉祥寺エリアで、相続相談により一層力を入れてまいります
司法書士シエンをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび当事務所は、令和8年5月23日より、杉並区西荻窪へ事務所を移転することとなりました。
新事務所は、JR中央線・総武線「西荻窪駅」から徒歩3分の場所にございます。
これまで新宿にて司法書士業務を行ってまいりましたが、今後は西荻窪・吉祥寺エリアを中心に、地域の皆様により身近にご相談いただける事務所を目指してまいります。
当事務所では、司法書士としての相続登記・遺産承継業務・遺言・家族信託・生前対策等に加え、1級ファイナンシャル・プランニング技能士としての知見も活かしながら、相続にまつわる幅広いご相談に対応してまいります。
相続は、不動産の名義変更だけでなく、預貯金の承継、遺産分割、遺言、生前対策、家族信託、税金、保険、今後の生活設計など、さまざまな問題が関係してくることがあります。
そのため当事務所では、単なる手続きの代行にとどまらず、相続に関するお悩みやご不安を丁寧にお伺いし、必要に応じて税理士・弁護士等の専門家とも連携しながら、安心してご相談いただける体制づくりを進めてまいります。
また、移転に伴い、今後は法人化を予定しており、事務所名も「司法書士法人シエン」として新たにスタートする予定です。
新事務所では、相続業務のご相談窓口として「西荻窪・吉祥寺相続デザイン事務所」の名称も掲げ、地域に根ざした相続相談により一層力を入れてまいります。
なお、電話番号・FAX番号・メールアドレス・ホームページに変更はございません。
これまでご縁をいただいた皆様にも、引き続き変わらぬお付き合いを賜れますと幸いです。
今後とも、司法書士法務支援パートナーズ/司法書士シエンをどうぞよろしくお願い申し上げます。
新事務所所在地
〒167-0042
東京都杉並区西荻北3丁目30番14号
JR中央線・総武線「西荻窪駅」下車 徒歩3分
事務所名・法人名予定
司法書士法人シエン
相続業務のご相談窓口名
西荻窪・吉祥寺相続デザイン事務所
代表司法書士
坂大一雄
連絡先
TEL:03-6304-0883
FAX:03-6304-0884
E-MAIL:ptn@legal-assist.info
WEB:https://shien-souzoku.com
Instagram:https://instagram.com/shien.souzoku
LINE:https://page.line.me/107nuudr

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
対面でのご相談はもちろん、遠方にお住まいで「東京での手続きが必要」という方も、まずは初回30分無料相談をご利用ください。専門家がワンストップで伴走いたします。
成年後見制度が劇的に変わる!一生続く「縛り」から解放される新しい仕組み

成年後見制度が使いやすくなるよ!途中でやめることや、必要な時だけの利用も可能に。
デジタル遺言も解禁!パソコンで遺言が作れて、法務局で安全に保管してもらえるんだ。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
今日は、みんなの将来に関わるとっても大きなニュースを持ってきたよ。判断能力が不十分になった人を支える「成年後見制度」が、これまでにないほど大改造されることになったんだ。これまでは「一度始めたらやめられない」というイメージが強かったけど、これからはもっと軽やかに、必要な時だけ羽を休める止まり木のような存在に変わるよ。ワクワクするような変化の内容を、ボクと一緒に見ていこうね。

ずっと使い続けなくていい!制度の終了が可能に
これまでの成年後見制度は、一度始めると本人の判断能力が回復するか、亡くなるまでずっと続く「終身利用」が当たり前だったんだ。でも、新しいルールでは家庭裁判所が認めれば、途中で制度を終了できるようになるよ。
なぜこれが画期的なのかというと、今までは「一生お金を払い続けなきゃいけないの?」という不安が、利用をためらう大きな壁になっていたからなんだ。これからは、後見人が年に1回、家庭裁判所に状況を報告する仕組みも作られるし、家族から「もう大丈夫だから終了させてください」と申し立てることもできるようになるよ。
実際に、これまでの制度に対してはこんな切実な声が上がっていたんだ。
自己の決定が過度に制限されている 月数万円の支払いが長期に及ぶケースがあり、所得が低い人にとって制度が使えない理由になっている
「ずっと縛られる」という不安がなくなることで、もっと気軽に、困った時だけ頼れる仕組みに生まれ変わるんだね。
遺産分割の時だけ!スポット利用ができる支援
これからは、「遺産分割の話をまとめたい」「住まなくなったお家を売りたい」といった、特定の困りごとがある期間だけサポートを受ける「スポット利用」も選べるようになるよ。
今の制度では、一度利用を決めると、本人が自分一人でやりたいと思っている日常の買い物などの権利まで、まるごと制限されてしまうことがあったんだ。でもこれからは、本人の「自分で決めたい」という気持ちを大切にしながら、自分一人では難しい部分だけをプロに手伝ってもらうオーダーメイドな支援が可能になるよ。
「全部お任せ」ではなく、「ここだけ助けて」と言えるようになるのは、自分らしい生活を守るためにとても心強い変化だね。
誰でも使いやすい「補助」への一本化
今の制度は「後見」「保佐」「補助」という3段階に分かれているけれど、これを一番自由度の高い「補助(本人の意思を尊重するライトな支援)」という形に一本化する方針だよ。
実は、現在の利用者は日本全国で約25万人(2024年12月時点)にとどまっているんだ。これは、制度が使いにくかったことの証拠でもあるね。背景には、一人暮らしの高齢者が急増しているという深刻な事情があるよ。2023年のデータでは、65歳以上の一人暮らしは855万世帯にものぼり、高齢者世帯の半分以上が単身なんだ。
身寄りがなくて頼れる家族がいない人でも、後見人がちゃんと面談に来てくれないといった問題があれば交代できるようにもなるよ。みんなが安心して自分の財産を守れるように、今の時代に合わせた「使いやすさ」が追求されているんだね。
パソコンで作成!デジタル遺言書の登場
もう一つ、とっても便利なニュースがあるよ。これまで遺言書は「手書き」が絶対のルールだったけど、ついにパソコンなどで作れる「デジタル遺言」が解禁されるんだ。
作成したデータは法務局が預かってくれるから、紛失や書き換えの心配もなし!ただ、誰かが勝手にパソコンで打って本人になりすますのを防ぐために、法務局へ届けるときには「遺言の全文を自分で読み上げる(口述)」という安全策が取られるよ。
手が震えて文字を書くのが大変だったり、長い文章を書くのが体力的につらかったりする人にとって、パソコンで思いを残せるようになるのは、自分の意思を未来へつなぐための素晴らしい架け橋になるはずだよ。
よくある疑問(FAQ)
Q:新しい制度はいつから始まるの?
A:2028年度中のスタートを目指しているよ。今から少しずつ知識を持っておくと安心だね。
Q:誰が後見人になるの?
A:親族のほか、弁護士や司法書士などの専門家が選ばれるよ。これからは状況に合わせて交代もしやすくなるから、より相性の良い人にお願いできるようになるね。
Q:なぜ今まで使いにくかったの?
A:一番の理由は「自分の権利が一生制限されてしまう」という恐怖感があったからなんだ。お金がかかり続けることも含めて、今の時代には少し重すぎる仕組みだったんだね。
まとめとこれからの展望
今回の改正によって、成年後見制度は「人生を縛る鎖」から、必要な時だけ守ってくれる「お守り」へと進化するよ。自分の人生を自分で決めつつ、困った時だけ賢くプロの力を借りる。そんな「自立した安心」が手に入る時代になるんだ。
デジタル遺言も活用すれば、自分の思いをより自由な形で形にできるようになるよ。 あなたなら、どんな安心を未来に残したいですか?この機会に、未来の自分や家族のために、どんなサポートがあれば嬉しいか想像してみてほしいな。
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
今回の民法改正案の核心は、本人の権利を代行する「代替意思決定」から、本人が自ら決めることを支える「意思決定支援」への大転換にあります。これは国連の「障害者権利条約」にも通ずる国際的な潮流であり、日本においても「自己決定権」を真に尊重するための重要な一歩です。有期利用やスポット利用が可能になることで、財産管理の柔軟性が飛躍的に向上します。制度の硬直化に悩んできた実務現場にとっても、個々の事案に即した最適な法的支援を提供できる、極めて意義深い改正と言えるでしょう。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
対面でのご相談はもちろん、遠方にお住まいで「東京での手続きが必要」という方も、まずは初回30分無料相談をご利用ください。専門家がワンストップで伴走いたします。
物価高で消える退職金?「実質3割減」の衝撃と自分たちで守る老後の備え

退職金の実質価値はこの20年で3割目減りし、老後資金が不足する恐れが出ています。 物価高に対し企業の対策が進む中、自分たちで資産を守るための自己防衛が必要です。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)
最近、スーパーに行くと「また値上がりしてる!」と驚くことが多いですよね。この物価上昇(インフレ)は、実は私たちが将来もらうはずの「退職金」にも大きな影を落としています。
せっかく長年働いて積み上げてきた大切なお金が、受け取る頃には「思っていたより価値が低くなっていた」という事態が起きているのです。今回は、今まさに起きている退職金の目減りの実態と、それを防ぐために私たちが知っておくべき動きについて詳しく解説します。

20年で3割も減った?退職金の実質的な価値の正体
退職金の金額そのものが変わらなくても、世の中の物価が上がれば、そのお金で買えるものは少なくなります。これが「実質的な価値の目減り」という現象です。
三井住友信託銀行の調査によると、物価上昇率を考慮した「実質退職給付」の指数は、2003年を100とした場合、2023年には76まで低下しました。つまり、過去20年間で退職金の実質的な価値は3割近くも減ってしまったことになります。
これには「ダブルパンチ」の背景があります。まず、リーマン・ショック後の運用環境悪化や長引く低金利により、企業側が名目の給付額を減らしたり、運用の想定利回りを引き下げたりした時期がありました。そこへ近年の急激な物価上昇が重なったことで、実質的な価値が大きく削られてしまったのです。
例えば、かつて100円で買えたリンゴが、物価高で130円になったとします。手元に100円あっても、もうリンゴ1個は買えません。これと同じことが、皆さんの老後の蓄えである退職金や企業年金の受取額にも起きているのです。
氷河期世代を襲う老後の貧困リスク
特に厳しい状況に置かれているのが、1990年代半ばから2000年代初めに就職活動をした「就職氷河期世代」です。この世代は今、退職時期をいよいよ意識する年齢に差し掛かっています。
退職金は本来、現役時代の「賃金の後払い」としての性質を持っています。しかし、不安定な雇用や低迷する賃金の中で苦労して働いてきたこの世代が、いざ退職金を受け取る段階でインフレに直面すると、老後の生活設計が根底から狂う可能性があります。
「厳しい環境を過ごした氷河期世代が、物価上昇局面で老後の手取りも実質的に減りかねない。いわゆる『老後の貧困リスク』だ。」
このように、物価高によって老後の手取りが実質的に減ってしまうリスクは、単なる個人の問題ではなく、社会全体の深刻な課題となっているのです。
賃上げ優先の陰で置いてけぼりになる年金制度
現在、多くの企業では人手不足対策として「賃上げ」が活発に行われています。しかし、その陰で退職金や企業年金(確定給付年金:DB)の改善は後回しにされがちです。
三菱UFJ信託銀行の調査では、退職給付の水準引き上げを検討している企業は約3割にとどまっています。多くの企業や労働組合は、若手社員の確保に直結する「目に見えやすい給料アップ」を優先しており、遠い将来の支払いである退職金の維持にはまだ消極的な姿勢が目立ちます。
また、1級FPとしての視点でお伝えすると、多くの企業年金(DB)には公的年金のような「物価スライド(物価に合わせて受取額が増える仕組み)」がありません。額面が固定されているため、インフレ局面ではその価値を守るのが非常に難しいという弱点があるのです。
希望の光:動き出した企業と対策
こうした状況の中、一部の先進的な企業では退職金を守るための新しい動きが出始めています。
建設コンサルティングのオオバは、将来の運用悪化に備えた「リスク対応掛け金」を導入し、5年間にわたり通常の2倍弱の額を上乗せして積み立てています。さらに、55歳で役職定年を迎えるモデルケースにおいて、受取額を250万円も引き上げる決断をしました。「長く働くための資産形成には、退職金の充実こそが最も効果的」という戦略です。
他にもマツダやコーセーといった企業が給付水準の引き上げに乗り出しており、政府や連合(日本労働組合総連合会)も、インフレ時でも退職金を目減りさせないための対策検討を本格化させています。
よくある疑問(FAQ)
Q.確定給付年金(DB)って何?
企業が将来の給付額をあらかじめ約束する年金制度です。企業が掛け金を出し、専門の基金などが運用を行いますが、物価連動の仕組みがないことが多いため、インフレが続くと実質的な価値が下がってしまうリスクがあります。
Q.なぜ今、退職金が問題になっているの?
日本が30年続いたデフレからインフレ(物価上昇)へと転換したからです。デフレ期には現金の価値は維持されましたが、インフレ期には「額面が変わらないこと」が「買えるものが減ること」を意味するようになったためです。
Q.会社が対策してくれない場合、どうすればいい?
まずは自分の会社の制度を確認しましょう。労働組合がある場合は、春闘などの交渉において「基本給のアップ」だけでなく「退職金の給付水準の維持・改善」についても議題に上げてもらうよう、組合に声を届けることが有効な自己防衛になります。
まとめ:未来のために今考えること
日本は今、長いデフレの眠りから覚め、インフレへと社会構造が大きく変わる転換点にあります。これまでは「通帳の数字」だけを見ていれば安心でしたが、これからは「そのお金で何が買えるか」という実質的な価値に目を向ける必要があります。
企業や政府の動きを注視しつつ、自分たちの老後資金をどう守るか。前向きに学び、声を上げていくことが大切な時代になっているんだちゅいヨ!
専門家としての一言
退職金は老後の生活を支える柱であると同時に、将来の相続における重要な財産でもあります。デフレ時代の常識が通用しない今、額面上の金額に安心するのではなく、インフレ率を考慮した実質的な資産価値を把握することが不可欠です。司法書士および1級FPの視点からは、退職金の受取方法や運用の見直し、そして万が一に備えた相続対策までを包括的に検討することをお勧めします。社会情勢の変化に合わせ、家計全体のポートフォリオを定期的に見直すことが、将来の安心を確かなものにします。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
対面でのご相談はもちろん、遠方にお住まいで「東京での手続きが必要」という方も、まずは初回30分無料相談をご利用ください。専門家がワンストップで伴走いたします。
首都圏で急増中!「定借マンション」が若い世代に選ばれる理由と知っておきたい注意点

2025年の首都圏の定借マンション供給は24年の2.7倍と過去最多の1502戸に。 好立地で割安ですが、将来は建物を解体して土地を更地で地主に返す必要がある住まいです。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
最近、マンションの価格が上がりすぎて「自分たちの予算では手が届かない……」と悩んでいる方が増えています。そんな中、これまでの「家は一生持ち続けるもの」という常識を覆すような、新しい住まい方が注目を集めています。それが「定期借地権付きマンション(定借マンション)」です。なぜ今、この物件が急増しているのか、専門家の視点でその裏側をわかりやすく解説しますね。

定期借地権付きマンションの仕組み
定期借地権付きマンションとは、50年や70年といったあらかじめ決められた期限の間だけ、地主さんから土地を借りてその上に建っているマンションのことです。
一般的なマンションは土地も建物も自分のものになりますが、定借マンションの場合、購入者が自分のものとして持てるのは「建物」だけ。ここが大きな違いです。そして最も大切なルールは、期限が来たら建物を解体して更地に戻し、地主さんに土地を返さなければならないということです。つまり、住める期間に終わりがある「期間限定のマイホーム」なのです。ちゅいヨ!
供給が増えている背景
なぜ今、こうした期限付きのマンションが過去最多のペースで増えているのでしょうか。実は、土地をめぐる「貸したい側」と「建てたい側」のニーズがぴたりと一致したからなんです。
最大の理由は、地価(土地の値段)の急激な上昇です。不動産会社がマンションを建てるための土地を買おうとしても、値段が高くなりすぎて手に入れるのが非常に難しくなっています。一方で、代々の土地を守ってきた地主さんも「土地を手放したくないけれど、有効に活用して収益を上げたい」と考えています。
このように「土地を売りたくない地主」と「土地取得コストを抑えて住宅を提供したい不動産会社」をつなぐ解決策として、定借マンションの開発が加速しているというわけですね。
好立地で割安という大きなメリット
定借マンションの最大の魅力は、なんといっても「一等地」に「割安」で住めることです。
具体的な物件を見ると、三井不動産レジデンシャルの「パークコート ザ・三番町ハウス(千代田区)」や、日鉄興和不動産などの「リビオシティ文京小石川(文京区)」、三菱地所レジデンスなどの「ザ・パークハウス 門前仲町(江東区)」といった、本来なら手が届きにくい人気エリアでの供給が目立っています。
価格面についても、不動産経済研究所の専門家は次のように分析しています。
同じエリアで一般的なマンションを買おうとすると15~20%ほど高い価格になるケースが多い
土地を購入するコストがかからない分、販売価格が周辺相場より15〜20%ほど安く設定されることが多く、これが「都心に住みたい」と願う若い世代にとって大きなチャンスになっています。
一般的な物件とは違う維持費
安く買える定借マンションですが、実は毎月の「ランニングコスト」には注意が必要です。
購入後にかかるお金は、一般的な管理費や修繕積立金だけではありません。地主さんに支払う「地代」が毎月発生します。さらに、契約終了時に建物を壊すための「解体積立金」もあわせて積み立てていく必要があります。
住宅ローンの支払額は安く抑えられても、これら独自の維持費を合計すると、毎月の手出し額は一般的なマンションより高くなるケースもあります。購入価格の安さだけでなく、毎月のトータルコストをしっかりシミュレーションしておくことが大切です。
10年から20年で住み替えるという選択
「家を買ったら一生住むもの」という考え方が、今大きく変わろうとしています。定借マンションを選ぶ人たちの多くは、最初から「最後まで住み続けること」を考えていません。
販売担当者からは、次のような最近の実態が語られています。
最近の契約者の多くは10~20年ほどで住み替える前提で購入している
定借マンションは、期間の終わりに近づくほど売却価格が下がりやすい傾向にあります。そのため、資産価値が維持されている10〜20年程度のタイミングで賢く売却し、ライフステージの変化に合わせて次の住まいへ移る。そんな「軽やかな住み替え」を前提にした戦略的な住まい方が、合理的と考える層に支持されているのです。
よくある疑問(FAQ)
【疑問1】期限が来たら延長はできるの?
【回答】原則として延長はできません。期限が来たら契約を終了し、更地にして地主に返却するのがルールです。そのため、将来の退去を見越して「その時までに次の住み替え資金をどう確保するか」というプランを立てておく必要があります。
【疑問2】どんな人が買っているの?
【回答】都心に通勤する共働きの若い夫婦など、利便性を最優先する実需層が中心です。高騰する都心マンションの中で、手が届く価格で質の高い暮らしを手に入れ、かつ将来の住み替えも柔軟に考えたいという方々に選ばれています。
まとめと問いかけ
地価が高騰し続ける今の時代、「所有」にこだわらずに「利用」する権利を買う定借マンションは、賢い選択肢の一つになっています。期限があるからこそ、その期間の利便性を最大限に楽しみ、人生の段階に合わせて住まいを最適化していく。そんな新しい価値観が広がっています。
あなたは「一生モノの家」と「利便性の高い期間限定の家」、どちらに魅力を感じますか?
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
定期借地権付きマンションは、初期の購入費用を抑えつつ理想の立地を手に入れる有効な手段ですが、長期的な資産設計には慎重さが求められます。将来の売却価格は残りの借地期間に強く左右されるため、一般的な物件とは資産価値の目減りするスピードが異なります。地代や解体積立金を含めた月々の実質負担を把握し、数十年後の住み替え時期を明確に見据えた資金計画を立てることが、この住まいを賢く使いこなすための鍵となります。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
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稼ぐ効率の魔法!投資家が熱視線を送るROE(自己資本利益率)の正体

ROEは預けたお金をどれだけ効率よく増やしたかを示す、投資家が重視する指標です。
投資家の合格ラインは8%以上。日本企業もこの壁を越えるため必死に動いています。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
みなさんは、もし自分の大切なお金を誰かに預けて運用してもらうとしたら、どんな人にお願いしたいですか?「預けたお金をちびちび使う人」よりも、「預けたお金を上手に使って、どんどん増やしてくれる人」の方が頼もしいですよね。
企業の世界でも、これと全く同じことが起きています。投資家は、自分が預けたお金をなるべく増やしてくれる企業を常に探しています。その時に、この会社は預けたお金を効率よく使えているかな?とチェックするための物差しが「ROE」なんです。最近は日本企業もこの数値を上げようと必死になっていて、ニュースでも毎日のようにこの言葉が飛び交っています。みんなにわかるように、その仕組みを紐解いていきましょう。

効率よく稼ぐ力とは?(ROEの基本)
ROEは「Return On Equity」の略で、日本語では「自己資本利益率」と呼ばれます。難しく聞こえますが、中身はとてもシンプルです。株主から預かったお金(自己資本)を使って、どれだけの純利益を出したかという「経営の効率」を表しています。
ここで、同じ5億円の利益を出している2つの会社を比べてみましょう。
企業Aは、50億円のお金を使って5億円の利益を出しました。対して企業Bは、100億円のお金を使って5億円の利益を出しました。この場合、企業AのROEは10%、企業Bは5%となります。同じ利益でも、少ない元手でしっかり稼いだ企業Aの方が、経営の効率が良いと評価されるのです。
株主からみた経営効率を示す。……株主から預かった以上、経営者は期待に応える責務を負う。
このように、経営者は預かったお金をいかに無駄なく使うかという、期待に応えるための重い責任を背負っているのですね。
投資家が求める「8%」という合格ライン
今の株式市場では、ROEが「8%」を超えているかどうかが一つの大きな分かれ道になっています。投資家は、自分のお金を預けるなら、最低でも年8%くらいは増やしてほしいと考えているからです。これを専門用語で「資本コスト」と呼びますが、この投資家の期待値に応えられない企業は、市場での評価がなかなか上がりません。
最近では、経営者がこの合格点を出せないと、株主から厳しい目で見られるようになっています。例えば、2024年のソフトバンクグループの株主総会では、孫正義会長兼社長の取締役再任への賛成率が79%にとどまりました。他にもサッポロホールディングスや京セラのように、物言う株主からプレッシャーを受ける会社も増えています。経営者のみなさんも、うかうかしていられない時代になったというわけだちゅい。
ROEを上げるための2つの作戦
企業がROEを上げるには、大きく分けて2つの道があります。
1つ目は、分子である利益を増やす作戦です。特に、工場などの大きな設備をあまり持たない、無形資産に強い企業はこの数値が高くなりやすい傾向にあります。ハローキティなどのキャラクターを世界で展開するサンリオは2025年3月期の予想でROE49%、人気ゲームを作るカプコンも同年同期でROE23%と、非常に高い数値を叩き出しています。
2つ目は、分母である資本を絞る作戦です。この戦略で驚異的な数値を維持しているのが、アメリカのアップルです。アップルは2025年9月期に莫大な利益を稼ぐ見通しですが、その多くを自社株買いに回して自己資本を増やさないようにしています。その結果、ROEは171%という驚異的な数字になっています。米国では、事業で稼ぐキャッシュフローが安定しているなら、自己資本を可能な限り圧縮して効率を高めるという財務戦略が広く浸透しているのです。
世界と日本の現在地
日本企業も頑張っていますが、世界と比べるとまだ伸びしろがあります。日本の主要企業のROE(過去3年の中央値)は9%ですが、米国は16%、欧州は13%と、欧米の企業の方が効率よく利益を生む力が強いのが現状です。
太田達之助・主席コンサルタントは「世界でみたときの合格ラインは15~20%」と指摘する。
こうした状況を受けて、日本企業も変わり始めています。例えばリコーは、2026年3月期の会社予想である6%という水準から、2031年3月期にはROEを10%以上にまで引き上げるという野心的な目標を掲げています。
よくある疑問(FAQ)
Q.ROEが高い企業は絶対に倒産しないの?
ROEはあくまでも、預かったお金をどれだけ効率よく使っているかを示す指標です。効率が良いことは素晴らしいことですが、それだけで倒産のリスクがゼロになるわけではありません。製造業のように大きな設備が必要な業種はROEが低くなりやすく、逆に形のない知的財産を扱う企業は高くなりやすいといった業種ごとの特性もあります。数字の高さだけでなく、その中身を見ることが大切です。
Q.自社株買いをするとなぜROEが上がるの?
ROEの計算式において、自己資本は分母にあたります。自社株買いをして手元のお金を株主に返すことで、この分母である自己資本が小さくなります。利益の額が変わらなくても、分母が小さくなれば計算結果としてのROEは高くなるという仕組みです。これは、限られた資本で最大限の結果を出すための、現代的な財務戦略の一つと言えます。
結び:これからの企業の見方
ROEを知ると、今までただの数字の羅列に見えていた決算ニュースが、この会社は預かったお金を大切に、かつダイナミックに使えているかな?という視点で読めるようになります。
これからは企業の利益の大きさだけでなく、その裏側にある稼ぐ効率にも注目してみてください。きっと、応援したくなる素敵な企業が見つかるはずだちゅい!
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
ROEの向上は、日本経済の活性化や私たちの資産形成において極めて重要な意味を持ちます。企業が資本を効率的に活用し、投資家の期待に応える成果を出すことは、株価の安定や配当の充実に直結します。個人の資産運用においても、その企業がどれだけ誠実に、そして効率的に資本を運営しているかをROEという指標を通じて見極める力が、安定した資産形成の鍵となるでしょう。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
対面でのご相談はもちろん、遠方にお住まいで「東京での手続きが必要」という方も、まずは初回30分無料相談をご利用ください。専門家がワンストップで伴走いたします。
相続の面倒な手続きが激変!大手銀行と証券会社がタッグを組む驚きの新サービス

銀行や証券の相続手続きが一度で済み、隠れた口座も一括で探せるようになります。
2028年から全国で開始予定で、書類の準備や何度も行う窓口訪問が不要になります。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
身近な人が亡くなった後、悲しみに暮れる間もなく押し寄せてくるのが「相続手続き」の山ですね。亡くなった方の通帳を握りしめて、A銀行へ行き、次はB証券へ行き、また別の信託銀行へ……。そのたびに同じような書類を何枚も書き、重たい戸籍謄本の束を何度も提出する。そんな苦労をされている方を、私はたくさん見てきました。
でも、安心してください。そんな「当たり前」だった大変な手続きが、今まさに大きく変わろうとしています。

書類の提出が一度で完結する画期的な仕組み
これまでは、金融機関ごとにバラバラに書類を出し、それぞれの独自ルールに合わせる必要がありました。各社が独自の「はんこ規定」や専用フォーマットを持っていたことが、手続きを複雑にしていた原因です。しかし、新しい仕組みでは、たった1回の書類提出で複数の金融機関の手続きをまとめて進められるようになります。
今年の秋には、このサービスを運営するための新会社が設立される予定です。このプロジェクトには、SMBC日興証券、大和証券グループ本社、野村ホールディングス、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大手証券4社に加え、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行という、日本を代表する大手7社が参加を決めました。
銀行や証券など大手金融機関7社が、顧客の遺産相続手続きを一括で対応できるようにする
銀行や証券会社の垣根を越えて、これほど多くの大手が手を取り合うのは本当に画期的なことです。なお、このサービスで一括化されるのは「相続実行の手前の段階(書類の照合や確認)」までですが、それでも同じ書類を何セットも用意する手間がなくなる恩恵は計り知れません。
見つからなかった「隠れ口座」の照会
相続でよくあるお困りごとが、「亡くなった人が、ほかにどこの銀行に口座を持っていたかわからない」という問題です。遺品整理で古い通帳やカードを必死に探し回るのは、精神的にも肉体的にもこたえる作業ですよね(ちゅい)。
この新サービスを使えば、参加している金融機関であれば、1社の窓口に問い合わせるだけで、すべての口座の有無をまとめて確認できるようになります。家じゅうをひっくり返して「隠れ口座」を探す必要がなくなり、家族の負担が大きく軽くなることが期待されています。
スマホやパソコンで進むデジタル手続き
これからの相続手続きは、わざわざ銀行の窓口まで足を運ぶ必要がなくなるかもしれません。新サービスでは、スマートフォンやパソコンを使って、戸籍謄本や印鑑証明をウェブ上にアップロードするだけで手続きが進められるようになります。
「遠くに住んでいて亡くなった方の地元の銀行へ行けない」「仕事が忙しくて平日の昼間に窓口へ行けない」といった状況でも、自宅から手続きを完結できるようになります。これまでは慣れない手続きゆえに書類の不備も多かったのですが、デジタル化によって必須項目の入力漏れなどを自動でチェックできるようになるため、ミスが減り、よりスムーズに手続きが進むようになります。
金融機関側の変化と効率化がもたらすメリット
実は、手続きが大変なのは利用者だけではありません。銀行側も、手書きの古い戸籍を読み取って家系図を作り、誰が本当の相続人なのかを特定する作業に膨大な時間と熟練の技術を要していました。
特に人手不足が深刻な今、この作業が大きなボトルネックとなり、手続きの遅れを招いていました。新サービスでは、AIやOCRといった最新技術を活用して戸籍の読み取りを効率化します。
人件費や郵送費など金銭的コストを3割程度減らせる
コストが3割程度削減されれば、その分、私たち利用者へのサービス向上や、よりスピーディーな資産承継につながっていくはずです。
よくある疑問(FAQ)
新しいサービスについて、ぶん吉が気になるポイントにお答えします。
Q:いつから使えるの?
2027年の夏に一部の地域で試験的に導入され、2028年の秋から全国でサービスが始まる予定です。
Q:どこの銀行でも使えるの?
現在は大手7社とシステム開発のNTTデータなどが中心となっていますが、今後はさらに多くの金融機関に参加を呼びかける予定です。参加企業が増えるほど、より便利になりますね。
まとめと未来への問いかけ
今回は、相続手続きの未来を変える新しいサービスについてお伝えしました。 書類提出が1回で済み、隠れた口座も一括で見つかる。そして、デジタル化でどこからでもミスなく手続きができる。
手続きが楽になることで、書類と格闘する時間ではなく、大切な人との思い出をゆっくりと振り返る時間が増えるかもしれませんね(ちゅい)。
さて、こうした便利なサービスが始まる未来に向けて、今からできることは何でしょうか。例えば、自分が持っている口座のリストを整理しておくだけでも、将来のご家族への素敵な贈り物になるかもしれません。
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
金融機関ごとに異なっていた相続手続きの共通化とデジタル化は、資産の流動性を高める極めて重要な一歩です。これまで相続発生から数ヶ月間も資産が凍結される要因となっていた「バックオフィス業務の重複」が、今回の新会社(証券業務基盤監理会社の再委託先を目指す組織)による一元化によって解消されます。迅速な資産承継は、相続人の納税資金確保や生活の安定に直結するため、実務家としてもこの産業インフラの整備に大きな期待を寄せています。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
対面でのご相談はもちろん、遠方にお住まいで「東京での手続きが必要」という方も、まずは初回30分無料相談をご利用ください。専門家がワンストップで伴走いたします。
介護施設選びの新常識!紹介会社の「裏側」を知って後悔しない場所を見つける方法

介護施設選びは紹介会社を複数比較して、手数料の仕組みを知り、自分でも探すのがコツ。高い紹介料の施設へ誘導される危険も。プロに任せきりにせず、自分の目で確かめよう。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
大切な家族の入居先を探すとき、「プロに任せれば安心」と考えていませんか?実は、介護施設の入居ルートの10パーセントから25パーセントを紹介会社が占めていると言われるほど、今は一般的な存在なんです。でも、相続専門の僕の視点から見ると、施設選びで失敗して高い費用を払い続けることは、将来残せるはずの大切な財産を削ることにもつながります。紹介会社選びこそが、納得のいく未来への分かれ道になるんだよ。

紹介会社が「無料」で使える本当の理由
多くの紹介会社は、利用者から相談料を受け取りません。それなのにビジネスとして成り立っているのは、入居が決まった際に施設側から「紹介手数料」を受け取っているからです。
この仕組みは一見すると利用者にとってありがたいものですが、厚生労働省などはある懸念を抱いています。それは、相談員の頭の中に「利用者に最も合う施設」よりも「手数料をたくさんくれる施設」を優先して紹介しようという心理が働いてしまう可能性です。
厚生労働省の検討会でも、次のような指摘がされています。
個人に最も適した施設ではなく、最も高い手数料を提示する施設を紹介する動機付けが働く可能性がある
つまり、無料だからといって手放しに信頼するのではなく、相手のビジネスモデルを理解した上で付き合うことが大切なんだね。
驚きの「紹介料」格差とその影響
紹介会社が受け取る手数料には、驚くほどの差があります。2024年末の調査によると、1件あたりの紹介料の平均は約21万5000円ですが、中には160万円を超えるような非常に高額なケースも確認されています。
ここでみんなに知っておいてほしい「裏側」があります。実は、難病を抱えた方など、受け入れ先が見つかりにくい人に対して、あえて特に高い手数料を設定しているケースもあるんだ。施設側が支払うこうした高額な手数料は、いわば「広告費」のようなもの。そのコストを回収するために、入居後の月額費用が相場より割高に設定されているリスクがあるんだよ。
「無料の紹介」の裏側で大きなお金が動いていることを忘れないでほしいちゅいヨ!
担当者の「本気度」を見抜く質問
日本社会事業大学の井上由起子教授は、紹介業界には公的な資格がなく、サービスの質はまさに「玉石混交」の状態だと指摘しています。信頼できる担当者かどうかを見極めるためには、具体的な質問を投げかけるのが一番です。
介護施設に詳しいファイナンシャルプランナーの畠中雅子氏は、まずこう尋ねることを勧めています。
「紹介してくれた施設に、あなたは直接見学に行きましたか?」
もし「行った」と答えるなら、さらに一歩踏み込んでみましょう。
・入居している人たちはどんな表情で過ごしていましたか?
・その施設では、最期までお世話をしてくれる「看取り」の実績はどのくらいありますか?
こうした質問に詳しく答えられない担当者は、現場を見ずにデータだけで紹介している可能性があります。情報の正確さを自分の耳で確かめることが、失敗を防ぐアクションになるよ。
複数のプロを比較する「賢い自衛策」
紹介会社を利用するときは、1社だけに絞らないことが鉄則です。紹介会社の社員も人間なので、一人ひとりの経験や提案力には大きな差があります。
複数の事業者に相談することで、以下のようなメリットが生まれます。
・提案される施設のラインナップを比較できる
・特定の施設ばかりを執拗に勧めてくる「偏り」に気づける
・担当者が業界の裏事情まで把握しているか客観的に判断できる
「プロに任せきりにしない」という姿勢を持ち、自分でもインターネットや口コミで情報を集めてみましょう。複数のプロの意見を聞くセカンドオピニオンのような形をとることが、納得のいく施設選びへの近道になるんだ。
よくある疑問(FAQ)
Q.ケアマネジャーから紹介された会社なら、100パーセント信頼して大丈夫?
在宅介護でお世話になっているケアマネジャーさんからの紹介だと、つい安心してしまいますよね。でも、紹介業界にはまだ公的な資格制度が整っていません。信頼できる人からの紹介であっても、提案された内容が本当に自分たちの希望に合っているか、一度立ち止まって吟味する姿勢を忘れないでください。
Q.急いで入居先を決めないといけない時はどうすればいい?
体調の悪化などで時間が限られているときほど、紹介会社に頼り切りになりやすく、手数料が高い施設へ誘導されるリスクも高まります。だからこそ、本人や家族が健康なうちから仕組みを理解し、いざという時のために相談先の候補をいくつか見つけておく準備が大切なんだちゅいヨ!
まとめと未来への問いかけ
介護施設の紹介サービスは、複雑な施設探しを助けてくれる便利な仕組みです。しかし、その裏側にある手数料の流れを正しく理解し、主導権を握って使いこなす知恵が私たちには求められています。
国も新しく「優良な紹介事業者を認定する仕組み」を作ろうとしていますが、最終的に大切なのは、私たち自身の「見極める目」です。
あなたは、人生の最後を過ごす場所選びを、誰の基準で決めたいですか?
専門家としての一言
現在、国も紹介事業者の不透明な実態を課題と捉え、公益社団法人などが一定の基準を満たした事業者を認定する「優良な紹介事業者を認定する仕組み」を創設する動きを見せています。しかし、この制度が一般に浸透するまでには時間がかかるでしょう。
施設選びにおいて最も重要なのは、提供される情報の背景を読み解く力です。紹介会社のビジネスモデルを正しく知ることは、ご家族やご自身の生活、そして大切な資産を守るための強力な自衛策となります。情報の透明性が高まるのを待つだけでなく、まずは自ら「知る力」を養い、冷静に提案を吟味する姿勢を持ってください。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
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10億円の爆買いは経費になる?税務署が見逃さない「公私混同」の境界線

会社の経費で私物を買うと、多額の追徴課税という重いペナルティを受ける恐れがあります。 仕事との関わりを客観的な証拠で説明できなければ、その支出は経費として認められません。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
今日は皆さんのビジネスや生活に深く関わる、大切なお金とルールの話をしに来ました。会社のトップであっても、自由にお金を使っていいわけではありません。一歩間違えると大きな損失を招く「公私混同」のリスクについて、一緒に学んでいきましょう。

夢の経費で爆買いが招いた悪夢
「会社のカードで好きなものを買えたらいいな」という好奇心を抱く人はいるかもしれません。しかし、そんな甘い考えを税務署は見逃してくれません。
実際に関西の金属商社で、4年間で10億円もの買い物を経費に計上した驚きのニュースがありました。一見華やかな「経費での爆買い」が、最終的にどのような結末を迎えたのか、その実態を見ていきましょう。
宝石や美容代は事業に関係があるか
この事件では、金属商社の副社長を務めていた創業家の妻が、4年間で10億円を超える高額品を会社の経費で支払っていました。
その内容は、高級ブランドの婦人服や靴、かばん、呉服、そして多額の宝飾品や時計など多岐にわたります。さらには、ボイストレーニングのレッスン代や美容医療の費用まで、福利厚生費などの名目で会社に負担させていたのです。
これに対し、大阪国税局は次のように厳しく判断しました。
「副社長の嗜好で購入し、会社の事業と関係ない。副社長の給与に当たる」
税務署は、これらの支出は事業を成長させるための仕事用ではなく、あくまで個人の趣味や美容のためのものだと断定したのです。
売るための在庫という言い訳が通じなかった理由
会社側は裁判で、「宝石は転売して利益を得るための在庫(棚卸資産)だった」と主張しました。しかし、この反論が認められることはありませんでした。
決定打となったのは、証拠となる「棚卸明細表」が作成されたタイミングです。このリストは、なんと税務調査が始まった後に、百貨店の元外商担当者によって作られたものでした。調査が始まってから後付けで用意された書類は、客観的な証拠としては通用しません。
また、「自分を磨くことが人脈作りや商機につながる」という主観的な理由も、多額の私服代や美容代を正当化する根拠にはなり得ないという厳しい現実が突きつけられました。
社長でも自由にお金を使えない仕組み
たとえ自分がオーナーである会社であっても、会社のお金と個人のお金は別物です。この原則を忘れてはいけません。
今回の裁判では、会長である夫が副社長である妻の過剰な出費を「制限できなかった」点も厳しく指摘されました。経営陣が公私混同に気づいていながら、それを止めるチェック機能が働いていない場合、税務署はその支出をビジネス上のミスではなく、特定の個人への意図的な利益供与(給与)とみなします。
また、美容代などを「福利厚生費」として認めてもらうには、一部の役員だけでなく、全従業員が平等に利用できるルールである必要があります。特定の人だけが恩恵を受ける支出は、会社の経費ではなく、その人への給与として課税の対象になるのです。
支払うことになった多額のペナルティ
この公私混同によって、会社と個人には莫大な追徴課税が課されました。
まず、法人税や消費税などの不足分に加え、過少申告をしたことへの罰金を含めて約8,000万円。さらに、10億円の支出が「副社長への給与」とみなされたため、本来納めるべきだった源泉所得税と、それに対する罰金(不納付加算税)として約1億7,000万円。合計で約2億5,000万円もの税金を支払うことになったのです。
経費として認められないだけでなく、多額のペナルティを支払うリスクを背負うのは、あまりにも大きな代償です。
経費に関するよくある疑問(FAQ)
気になるギモンに、ボクがズバッとお答えするよ!
Q.取引先との食事代なら、いくらでも経費にしていいの?
接待飲食費などは経費になりますが、資本金1億円以下の中小企業の場合はルールがあります。「年間800万円までの交際費」か「接待飲食費の50パーセント」のいずれか有利な方を選択して経費(損金)に算入することになります。もちろん、仕事上の必要性が大前提です。
Q.経費として認めてもらうために、最低限必要なものは?
領収書の保管はもちろんですが、それだけでは不十分です。「いつ、誰と、何人で、どんなビジネスの話をしたか」という記録に加え、その支出によって「事業でどのような成果を見込んでいるか」までを客観的に説明できる証拠を丁寧に残しておく必要があります。
Q.小さな会社なら、少しぐらい個人の買い物を混ぜてもバレない?
それは大きな間違いです。オーナー企業やその親族による経費計上は、税務調査において最も入念にチェックされる項目の一つです。一度疑われると、過去に遡って厳しく調査されることもあるため、常に公私の区別を徹底しましょう。
ぶん吉のまとめ
会社のお金を使うときは、それが本当に仕事に必要か、そして第三者に納得感のある説明ができるかどうかが大切です。後から証拠を作るのではなく、日頃から透明性の高い処理を心がけることが、自分と会社を守ることにつながります。
10億円もの爆買いを「すべて仕事のため」と説明するのは、やっぱり無理があったということだね(ちゅい!)。
あなたなら、この10億円の使い道をどう考えますか?正しいルールを知って、みんなから信頼される経営を目指してほしいな。
専門家としての視点
オーナー企業において、経営者の公私混同は単なる税務上のリスクに留まりません。適切な経費管理が行われていない実態は、将来の事業承継や金融機関からの信頼、さらには従業員の士気にも大きな悪影響を及ぼします。健全なコンプライアンス体制を構築し、透明性の高い経営を行うことが、持続可能な事業発展のための第一歩となります。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
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「非上場株」の評価ルールが60年ぶりに激変?知らないと怖い相続税の行方

非上場株の評価が60年ぶりに刷新。意図的な節税が今後難しくなります。 大企業ほど増税の恐れがあり、円滑な事業承継への影響が心配されています。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
お父さんやおじいちゃんが経営している会社の株、実はいくらくらいの価値があるか知っていますか?「うちは上場していないから、株の値段なんて関係ないよ」と思っているなら、それはちょっと危ないかもしれません。今、国税庁は非上場株の評価ルールを根本から変えようとしています。これは日本のほとんどの会社に関係する、とても大きなニュースなのです。

60年ぶりの大改革が始まる理由
現在、亡くなった人から引き継いだ非上場株の価値を計算するときには「財産評価基本通達」というルールが使われています。実はこのルール、1964年に作られてから一度も根本的な見直しが行われてきませんでした。60年前のルールが今までずっと現役だったなんて、驚きですよね。
しかし最近では、資産を入れ替えたり、配当の金額を調整したり、さらには「決算期を変更」してタイミングをずらしたりといった手法を組み合わせ、評価額をわざと下げるケースが目立っています。
国税庁が重い腰を上げたのは、こうした意図的な節税を放置すると、まじめに税金を払っている人との間で不公平が生まれてしまうからです。みんなが納得できる「公平な課税」を実現するために、ついにメスが入ることになりました。
評価ルールを抜本的に見直せば、現行の評価ルールを定めた1964年以来初めてとなる
時価とルールの大きなズレ
上場している株なら、証券取引所での取引価格がそのまま「時価(今の価値)」になります。でも、非上場株は売り買いされる場所がないため、本当の価値がいくらなのか判断するのが非常に難しいのです。
そこでルールに従って計算するのですが、その計算結果と、実際の会社の価値との間に大きな「乖離(かいり)」、つまりズレが生じていることが問題になっています。
実際にあったケースでは、相続人がルール通りに計算して「約21億円」と申告した株がありました。ところが国税局は「実態と違いすぎる」と判断し、約40億円と再評価して追加の税金を課したのです。
ルールを守って計算したはずなのに、後から「その評価は不適当だ」と言われてしまうのは、納税者にとって予測ができず困ってしまいますよね。これは「総則6項」という、国がいわば「緊急ブレーキ」のように使う例外規定があるからなのですが、この運用の危うさも議論の的になっています。
私たちの暮らしや会社への影響
日本にある会社の数は約299万社ですが、そのうち上場しているのはたったの約4千社。つまり、日本の会社の99%は非上場企業なのです(ちゅいヨ!)。今回のルール変更は、街の小さなお店から地元の有力企業まで、あらゆる会社に関わってきます。
特に、会社が生み出す利益が大きかったり、会社の規模が大きかったりするほど、新しいルールでは評価額が上がり、結果として相続税が増えてしまう可能性があります。
ここで心配されるのが、会社を次の世代に引き継ぐ「事業承継」への影響です。税金の負担があまりに重くなりすぎると、後継者が会社を引き継ぐことを諦めてしまい、地域の雇用や経済を支える大切な会社がなくなってしまうかもしれません。
よくある疑問(FAQ)
Q.いつから新しいルールになるの?
A.国税庁は有識者による検討会を設置し、年内に議論を進める予定です。2027年度の税制改正での調整を目指して準備が進められています。
Q.なぜ大きな会社ほど税金が上がりそうなの?
A.2024年11月に公表された会計検査院の分析で、「計算方式の違いによって、会社の規模が大きいほど株の評価が実態より低く算出される傾向にある」と指摘されたためです。現在のルールでは規模が大きい会社ほど「割引率」の高い計算方法を選べる仕組みがあるため、そこが修正される見込みです。
Q.会社を継ぐための助け舟はないの?
A.贈与税や相続税の支払いを待ってもらえる「事業承継税制」という仕組みがあります。ただし、受け継いだ株を生涯持ち続けなければならないなど条件が厳しいため、評価ルールの見直しと一緒に、この制度をもっと使いやすく改善すべきだという声も専門家から上がっています。
むすび:公平さと未来のバランス
今回の見直しは、いわゆるルールの穴を突いた「ズル」をさせないためのものです。しかし、それによって一生懸命に地域を支えている会社の存続が危うくなってはいけません。
誰もが納得できる公平な仕組みと、大切な事業を未来へつないでいくための配慮。その両方のバランスが取れた、新しいルール作りが期待されています。
皆さんの周りの大切な会社が、これからもずっと続いていくためには、どんなルールが理想だと思いますか?
専門家としての一言
非上場株の評価は、専門家でも判断に迷うほど非常に複雑な分野です。2027年度の改正に向けて、今後どのような評価手法が採用されるのか、その動向を慎重に見守る必要があります。
経営者や後継者の方々にとっては、単に税金を安くするという対策だけではなく、法改正のリスクも踏まえながら、いかにして事業を次世代へ確実に繋いでいくかという「事業承継」の全体像を考えることがこれまで以上に重要になります。早いうちから信頼できる専門家に相談し、長期的な視点で準備を進めることをお勧めいたします。

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医療費の負担が激変!?8月から始まる「年間上限」で、あなたの家計はどう変わる?

医療費の「年間上限」が新設!月々の支払が重なっても、年間の自己負担を抑えられます。 自分の上限額を知れば、入りすぎている民間保険を見直して、家計を賢く守れるようになります。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
「もし自分や家族が大きな病気をして、高い医療費が何ヶ月も、何年も続いたらどうしよう……」そんな漠然とした不安を抱えてはいませんか?実は2026年8月から、日本の公的医療保険制度に「年間上限」という画期的なルールが加わります。これまでの「月ごとの負担」という考え方に加え、「1年間で最大いくら払うか」のゴールが見えるようになる、とっても大切な改正なんだちゅいヨ!

月ごとの計算では救えなかった負担の積み重なりを解消
これまでの高額療養費制度は、あくまで「1ヶ月(月初から月末まで)」の負担に上限を設ける仕組みでした。そのため、上限をわずかに下回るような医療費が長く続くと、トータルの自己負担がどんどん膨らんでしまうという弱点があったのです。
今回の改正では、制度の持続性を守るために「月ごとの上限額」は最大38%ほど引き上げられます。短期的な負担は少し増えるかもしれませんが、その代わりに強力なセーフティネットとして「年間上限」が新設されます。
例えば、年収が約370万〜約770万円の方の場合、これまでは毎月8万円の医療費負担が1年間続くと、合計で96万円を支払う必要がありました。しかし、2026年8月からは「年間上限」が53万円に設定されるため、同じケースでも負担は43万円も軽くなります。
月々の支払いが少し増えても、年間のトータルで家計がパンクしないようにしっかり守ってくれる仕組みができたんだちゅいヨ!
超高額な治療も年間上限があれば怖くない
最近では、1回で3300万円を超える「CAR-T(カーティー)細胞療法」のような超高額な薬や治療法が登場しています。こうした治療を受ける際も、年間上限があることで最終的な負担額の見通しが立ちやすくなります。
実際に、あるファイナンシャルプランナー(FP)の方は、奥様の治療で年間約100万円の自己負担を経験されました。この100万円という数字は、すでに「多数回該当」という現行の割引制度を適用した後の金額でしたが、それでも大きな負担だったそうです。しかし、新制度があればこの負担もさらに抑えられる可能性があります。
「年間上限導入後なら妻の収入区分だと53万円ですむ。超高額の医療を受ける場合、見直し後に自己負担が下がる人は多そうだ」
家族が困難な病に立ち向かうとき、お金の心配を少しでも減らせることは、家族を支える大きな安心材料になりますね。
民間保険を卒業またはスリム化するチャンス
「医療費がいくらかかるかわからない」という不安から、たくさんの民間医療保険に入りすぎてはいませんか?今回の改正で、年間の最大リスクが「53万円(年収約370万〜約770万円の場合)」のようにハッキリと数字で見えるようになります。
さらに、大企業にお勤めの方などの「健康保険組合」によっては、独自の「付加給付」というルールがあり、国の基準よりもさらに安い上限額が設定されていることもあります。まずは自分の加入している健康保険組合のホームページなどで、自分自身の「本当の上限額」をチェックしてみてください。
もちろん、入院時の差額ベッド代や食事代、先進医療の費用など、公的保険が効かない出費には引き続き備えが必要です。でも、ベースとなる医療費に上限が決まれば、今の保険が「過剰」かどうかを冷静に判断できるようになるはずです。
「自分の年間上限を知って、不必要と判断すれば民間医療保険の削減も可能になりそうだ」
不安を安心に変えるのは、たくさんの保険料ではなく、正しい知識なんだちゅいヨ。
注意!病気による収入ダウンという盲点
とても心強い新制度ですが、気をつけなければならない注意点もあります。それは「治療費」だけでなく「収入」の問題です。
調査によると、がん患者さんの約6割が、治療開始後に収入が減ったと回答しています。特に自営業の方は、仕事ができなくなるとすぐに収入に直撃します。また、会社員の方でも、休職して収入が減ったとしても、それが高額療養費の「所得区分(上限額のランク)」に反映されるまでにはタイムラグがあることにも注意が必要です。
そしてもう一つ、実務上の大事なポイントがあります。この「年間上限」は、スタート当初は「一度窓口でお金を払ってから、数ヶ月後に超過分を返してもらう(還付)」という形式になります。
計算期間は「8月1日から翌年7月31日まで」の1年間です。まずは自分でお金を工面して支払う必要があるため、手元にはある程度の現金を持っておかなければなりません。後で戻ってくるとはいえ、一時的な立て替えが必要なことは忘れないでほしいんだちゅいヨ!
よくある疑問(FAQ)
- 質問:年間上限はどうやって決まるの?
- 回答:年収(所得区分)によって決まります。まずは自分がどの区分に当てはまるかを確認することが、家計を守る第一歩です。
- 質問:制度はいつから変わるの?
- 回答:2026年の8月から段階的に変わります。国全体のルールだけでなく、お勤め先の健康保険組合に独自の「付加給付」がないかもあわせて調べておきましょう。
まとめと未来への問いかけ
今回の制度改正によって、医療費のリスクは「正体不明の恐怖」から「予測可能な数字」へと変わります。1年間の最大負担額がわかれば、必要以上に怯えることなく、前向きに家計を管理できるようになるはずです。
もしもの時のお守りは、高い保険料を払い続けることだけではありません。国の制度を正しく知り、賢く活用することこそが、本当の安心に繋がります。
あなたなら、制度を知ることで浮いた保険料を、どんな未来や楽しみのために使いたいですか?
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
今回の改正は、制度の持続性を確保するために月額上限を引き上げる一方で、長期療養者や超高額治療が必要な方へのセーフティネットを強化するという、非常にバランスの取れた内容となっています。 家計管理における最大の防御は「制度を知ること」に尽きます。まずはご自身の所得区分を正確に把握し、さらに勤務先の健康保険組合による「付加給付」の有無を確認してください。公的保障の「本当の出口」を特定できれば、民間保険の最適化が可能となり、より強固な資産形成へと繋げることができるでしょう。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
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