
東京都内の路線価が平均9.4%上昇し、特に浅草の伸びが27.5%と驚異的です。
相続税や贈与税の負担が増える可能性があるため、早めの現状把握がとても大切です。
こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
自分の家や土地の価値が上がると聞くと、なんとなく「資産が増えて嬉しいな」と感じるかもしれません。でも、実は手放しで喜んでばかりもいられないのが不動産の難しいところ。なぜなら、土地の価値が上がるということは、将来払う「税金」にも大きく関わってくるからです。
2026年の路線価(土地の値段の目安)が発表されましたが、東京都内では驚くような上昇を見せている場所がたくさんあります。この変化が私たちの生活や将来の相続にどう関わるのか、専門用語を使わずに優しく解説していきますね。

浅草の劇的な変化と人気の理由
今回、都内で最も上昇率が高かったのは浅草の「雷門通り」でした。その上昇率はなんと27.5%!圧倒的な数字でトップに輝きました。
浅草といえば観光地のイメージが強いですが、地価が上がっている理由は観光客(インバウンド)の影響だけではありません。実は「住む場所」としても非常に人気が高まっているのです。浅草駅から日本橋駅まで電車で10分ほどという利便性の良さから、賃貸マンションの需要が増え、賃料も上がっています。
東京カンテイの井出武氏は、次のように分析しています。
「商業地はインバウンドの影響が大きい。最近では賃貸マンションの需要もあり、賃料が上昇している」
観光地としての華やかさと、暮らしの利便性。この両方が組み合わさって、今の浅草の価値を押し上げているのですね。
銀座の圧倒的な王座と多様化
一方で、日本で一番高い土地といえば、やはり銀座です。中央区銀座5丁目の中央通りは、なんと41年連続で全国1位を守り続けています。
そのお値段は、1平方メートルあたり5336万円。想像もつかないような金額ですが、前年よりも11%上昇しています。
最近の銀座は、少し様子が変わってきています。これまでは海外の超高級ブランド店が中心でしたが、最近では日本やアジア発のブランド、アパレルショップなどの出店も増えており、街の顔ぶれが多様化しています。こうした変化が、銀座の価値をさらに高める要因になっているようです。
渋谷と新宿の逆転現象
都心の勢力図にも興味深い変化が出ています。渋谷駅側の通りが、3年連続で新宿駅前の通りを上回りました。
なぜ渋谷がこれほど強いのでしょうか。その理由は、IT企業の集まり方にあります。渋谷にはIT企業のオフィスが集中しており、空室がほとんどない状態が続いているのです。
専門家は、__「渋谷はIT企業のオフィスが集積しており、空室率はほぼゼロ」__と分析しており、賃料も新宿より高くなっています。大規模な再開発が続いていることや、世界的な知名度の高さも、多くの企業を惹きつけている理由といえます。
気になる地元の動向:吉祥寺と多摩エリア
私たちが住む吉祥寺や多摩エリア、そして話題の地点についても見ていきましょう。
都内全体の上昇率ランキングでは、2位に足立区の北千住(24.2%上昇)、3位に中野(22.4%上昇)がランクインしています。専門家の井出氏によると、こうした大きく価格が上がっている地域は、駅周辺などの「再開発」の効果が非常に大きいのが特徴です。
私たちの地元、武蔵野市では吉祥寺本町1丁目の「サンロード」が7.2%上昇し、多摩地域の最高路線価で堂々の1位となりました。また、調布市の「調布駅北口駅前広場」は15.2%という極めて高い上昇率を記録しました。やはり「再開発」が行われている場所は、土地の価値がぐんと上がる傾向にありますね。
地価上昇が私たちに与える影響
さて、ここで大切なのが「路線価が上がると、なぜ相続の準備が必要なのか」という点です。
路線価は、国が定める「道路に面した土地の1平方メートルあたりの値段」のこと。これが何に使われるかというと、相続税や贈与税を計算するときの「ものさし」になります。
つまり、土地の価値が上がれば上がるほど、将来家族が負担する税金も増えてしまう可能性があるのです。「うちは普通の家だから関係ない」と思っていても、周辺の再開発などで土地の価値が予想以上に上がっていると、いつの間にか相続税の対象になるケースもあります。
よくある疑問(FAQ)
質問:路線価とは何ですか?
回答:道路に面した土地の1平方メートルあたりの値段で、相続税や贈与税といった税金を計算する際に使われる基準のことです。
質問:地価はこれからも上がり続けますか?
回答:専門家の意見では、現在はすでに天井に近いペースで地価が上がり続けているため、これ以上の急激な上昇は考えにくいという見方もあります。今後は少し落ち着いた動きになる可能性も指摘されています。
おわりに
東京の土地の価値は、場所によって驚くほどの勢いで上がっています。地元の吉祥寺も、安定した人気を背景に価値を維持しています。
土地が値上がりしている今だからこそ、自分の持っている不動産が今どれくらいの価値があるのか、一度チェックしてみるチャンスです。今のうちに、ご家族で将来のことや土地の価値について、少しだけお話ししてみませんか?
早めに現状を知っておくことが、大切な家族を未来のトラブルから守ることにつながります(ちゅいヨ)。
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
路線価の上昇局面では、まずは現在の資産価値を正確に把握する「相続税の試算」を早めに行うことが極めて重要です。試算によって基礎控除額を超える可能性が見えてくれば、生前贈与の検討や生命保険の活用、不動産の有効活用といった具体的な対策を立てる余裕が生まれます。特に再開発エリアや都心の利便性が高い地域に土地をお持ちの方は、一度専門家へ現状を相談されることをお勧めいたします。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都西荻窪・吉祥寺エリアを中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
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