オルカンは円安・物価高の救世主?38年のデータが語る「15年投資」の驚くべき力

「オルカン」という愛称で親しまれている全世界株式投資信託は、長い期間持ち続けることで、円安や物価高から私たちの大切なお金を守ってくれる頼もしい存在です。

物価の上昇に負けず、着実に資産を増やすためには、 migratory bird(渡り鳥)のように遠い先を見据えて、15年以上の長い期間で投資を続けることが極めて大切です。

こんにちは!西荻窪・吉祥寺の相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

最近、スーパーの棚を見上げるたびに「また種(エサ)代が上がったかな?」と切なくなることがありますよね。難しいお金の話を、みんなにもわかるように噛み砕いて解説するのが僕の役目です。今回は、圧倒的な人気を誇る「オルカン」が、なぜ今の物価高の救世主になり得るのか、高い枝の上から眺めるような広い視点で一緒に見ていきましょう。

生活を直撃する値上げとオルカンへの注目

ガソリン代、電気代、そして毎日の食費。私たちの生活に欠かせないものが次々と値上がりしています。こうした状況の中で、「貯金だけで将来大丈夫かな?」と不安を感じる人が増えるのは当然のことです。

そこで今、多くの人が「お守り」のように持っているのが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」です。これ一本で世界中の企業に分散投資できる安心感と、手数料の安さが支持され、純資産残高は12兆円を突破しました。これは先行していた米国株ファンドを追い抜く勢いで、今や国民の約20人に1人が保有する「国民的ファンド」となっているんです。

世界の成長を味方にする力

オルカンが目標とする世界株の指数(MSCI ACWI)には、冬を越えて春に芽吹く木々のような、力強い成長の実績があります。データが始まった1987年12月から2024年5月までの約38年間、世界経済は荒波を越えて成長してきました。

指数は35倍になった

この38年余りの期間を振り返ると、平均して年率約9.7%という驚くべき伸びを記録しています。もちろん、時には嵐のような暴落もありましたが、長い目で見れば世界中の企業の頑張りが、私たちの資産を大きく育てる原動力になってきたのです。

円安が追い風になる仕組み

なぜオルカンが今の「円安」に強いのか。その秘密は、中身の約95%がアメリカのドルなどの「外貨」で構成されていることにあります。

円安とは、日本円の価値が下がり、ドルの価値が上がることです。私たちが持っているオルカンの中身は外貨ですから、円安が進めば進むほど、日本円に換算したときの価値はふくらみます。

実際に、最近のような円安が進んだ約14年間を振り返ると、世界株の価値は日本円ベースで年率17.7%も上昇しました。現地通貨ベースでの伸び(12.9%)に、円安によるボーナスが上乗せされた形ですね。

円高になっても大丈夫な理由

「今は円安でいいけれど、将来もし円高になったら大損するのでは?」と羽を震わせて不安になる方もいるでしょう。

過去のデータを見てみましょう。1987年から2012年までの約24年間は、1ドル=122円から76.3円まで、4割近くも円高が進んだ非常に厳しい時期でした。ところが、そんな円高期であっても、日本円ベースでの成績は年率5.1%の上昇を記録しているんです。

為替が円高に振れてマイナスの影響が出たとしても、投資している世界中の企業の価値そのものが高まれば、それを補って余りある成長が期待できるというわけです。

負けないための「15年」という魔法の数字

投資で一番怖いのは、元本を割り込んでしまうことですよね。でも、投資の期間を長く取ることで、そのリスクを魔法のように小さくできます。

5年程度の短い投資では、運悪くマイナスになってしまう時期もありました。しかし、投資期間を15年まで延ばすと、過去のどの時期に投資を始めても、98%という高い確率で「物価上昇(2%)」を上回る成果が得られたというデータがあります。

日本の物価目標である2%に負けないためには、15年以上の長いスパンでじっくりと資産を育てるのが一番の近道です(ちゅいヨ!)。

家計全体をセットで考える新しい視点

オルカンを持つことは、実は「家計の保険」に入ることによく似ています。

例えば、円安で輸入食品やガソリン代が上がると、私たちの「支出」は増えて苦しくなります。しかし、オルカンという外貨の貯金箱を持っていれば、円安によってその価値が増えるため、買い物代が増えた分のダメージを投資の利益でカバーできるのです。

逆に円高になれば、投資資産の評価額は一時的に減るかもしれません。でもその時は、輸入物のピーナッツや燃料などの生活費が安くなるので、家計全体で見れば助かる部分が出てきます。このように「家計の支出」と「投資の資産」がシーソーのようにバランスを取ることで、生活全体の安定につながるのです。まさに、冬に備えて種を蓄える賢い鳥の知恵ですね。

よくある疑問(FAQ)

質問1:投資を始めたばかりで円高になったらどうすればいい?

回答:投資を始めた直後に円高が進んで評価額が減ると、不安で飛び立ちたくなるかもしれません。しかし、15年以上の長期で見れば、企業の成長が為替の影響を上回る可能性が非常に高いです。目先の値動きに一喜一憂せず、木を植えるような気持ちで淡々と積み立てを続けましょう。

質問2:オルカンだけで本当に対策になるの?

回答:オルカンは、世界中の数千もの企業に分散して投資しているため、どこか一か国の不調に左右されにくいのが特徴です。資産の大部分が外貨建てであるため、日本国内の物価高や円安に対するリスクヘッジ(備え)として、これ以上なくシンプルで強力な手段と言えます。

まとめ:未来への一歩

オルカンは、持っているだけで明日お金持ちになれる魔法の杖ではありません。しかし、世界の成長を味方につけ、私たちの家計を守ってくれる力強いパートナーになります。大切なのは、短期間の風向きで右往左往するのではなく、15年、20年という長い航海を見守り続けることです。今の生活費への不安を、将来の安心に変えるために、長期投資という新しい習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)

資産形成において、為替変動と家計支出の相関関係を理解することは非常に重要です。特定の時期の相場に一喜一憂するのではなく、15年以上の長期的な視点で世界経済の成長を取り込み続けることが、物価上昇という確実なリスクから家族の財産を守る最善の策となります。

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