
ステーブルコインが現実世界でのお金の使い方を劇的に変える時代がやってきます。送金や買い物が安く、速く、便利になり、日本円の価値も高まる可能性があります。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
海外にお金を送るとき、手数料が高かったり時間がかかったりして「もっと楽にならないかな?」と思ったことはありませんか?また、お店でのキャッシュレス決済で、お店側が払う手数料が意外と高いこともよく話題になります。
実は今、こうした日常の「お金の不便」を解決する存在として「ステーブルコイン」が世界中で注目されているんです。

仮想通貨の世界から現実の世界へ飛び出すお金
これまでステーブルコインは、主に価格が激しく動くビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)の世界で使われてきました。投資家が「今は価格変動を避けたい」と思ったときに、一時的にお金を置いておく「待機場所」のような役割だったのです。その市場規模は現在、約3000億ドル(日本円で約47兆円)という、とてつもない大きさになっています。
そして2025年7月、アメリカで「ジーニアス法」という法律が成立したことで、大きな変化が起きました。この法律は、ステーブルコインを発行する際のルールを明確にしたものです。これにより、投資の道具だったステーブルコインが、私たちの「現実の支払い」に使われる準備が整いました。ちゅいヨ!
海外への送金が安くて一瞬で終わる未来
今の銀行を通じた国際送金には、手数料が高い、届くのが遅い、手続きが複雑という3つの大きな課題があります。
ステーブルコインを使えば、これらの問題が解決します。インターネットを通じて24時間いつでも、安く、素早くお金を送ることができるようになるからです。すでに、日米欧の主要銀行グループが協力して、各国のお金の価値に連動したステーブルコインを共同で発行する検討を始めています。
お店での買い物やネットショッピングが変わる
ステーブルコインは、クレジットカードやQRコード決済に代わる新しい支払い手段としても期待されています。
お店側の大きなメリットは、決済手数料を抑えられることです。また、支払った瞬間に決済が完了する仕組みも魅力です。実際に、世界的な大手企業であるウォルマートやアマゾンなども、ステーブルコインの導入や発行を考えていると報じられています。
ただし、すでに日本ではPayPayなどの便利な決済が普及しています。それらに慣れている私たちが「わざわざステーブルコインに乗り換える理由(インセンティブ)」をどう作るかが、普及のための大きな壁になっています。
デジタル証券と相性抜群の新しい決済
最近では、株や債券をデジタル化した「デジタル証券(セキュリティトークン)」というものが登場しています。このデジタル証券とお金を交換するときに、ステーブルコインは大きな力を発揮します。
「デジタル証券とステーブルコインは、いずれも分散型台帳(DLT)上で発行・管理されるため、証券の受渡しと資金の支払いを組み合わせて同時に行う「DVP決済」をオンチェーンで実現しやすい」
これをもっと簡単に言うと、自動販売機のような仕組みです。お金を入れた瞬間にジュースが出てくるように、デジタル上の台帳という「同じ場所」でお金と証券が管理されているから、一瞬で交換が終わるんです。銀行が閉まっている夜中や休日でも、24時間365日、即座に取引ができるようになります。
便利さの裏側にある安全性と利益の悩み
とても便利なステーブルコインですが、発行する会社には「ジレンマ」という難しい悩みがあります。
ステーブルコインの価値を安定させるには、預金や国債などの安全な資産でお金を持っておく必要があります。しかし、安全な資産は利回りが低いため、会社としての儲けは少なくなります。かといって儲けを増やそうとリスクの高い資産で運用すれば、お金の価値が守れなくなるかもしれません。
また、発行する会社の信用力に差が出ることも課題です。「安心なA社のコイン」と「少し心配なB社のコイン」で、同じ1円分のはずなのに価格が違ってしまう、なんてことが起きないようなルール作りが求められています。
よくある疑問(FAQ)
ステーブルコインってビットコインと何が違うの?
ビットコインは価格が大きく上がったり下がったりしますが、ステーブルコインは円やドルなどの特定の資産と価値が連動するように設計されています。そのため、価格が安定していて支払いに使いやすいのが特徴です。
日本でも使えるようになるの?
はい。日本では2025年10月に日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」が発行される予定です。また、3つのメガバンクも共同発行に向けて着々と準備を進めています。
悪いことに使われたりしないの?
犯罪などの違法な送金に使われないよう、銀行と同じくらい厳しいチェック体制(マネーロンダリング対策など)を技術的・制度的に組み込めるかどうかが、現在の大切な議論のポイントになっています。
これからの未来に向けたぶん吉の問いかけ
日本でもJPYCのような円建てステーブルコインが登場し、メガバンクも動き出しています。世界中で「円」のステーブルコインが便利に使われるようになれば、日本円の存在感はもっと高まっていくはずです。
私が専門としている相続の世界でも、将来はデジタル資産を家族に引き継ぐことが当たり前になるかもしれません。手数料を気にせず一瞬で世界中にお金を送ったり、新しいデジタル証券を取引したりできる未来。
皆さんは、この便利なお金をどんな場面で使ってみたいですか?新しいお金の形を一緒に見守っていきましょう。ちゅいヨ!
専門家としての一言
司法書士・1級FPの視点から補足いたします。ステーブルコインが社会に普及するためには、改正資金決済法などの法整備が進み、利用者の権利が守られる環境が整うことが不可欠です。新しい技術は私たちの生活を劇的に便利にする可能性を秘めていますが、その仕組みや安全性、発行体の信用力を正しく理解することが大切です。法的な安心感と技術的な利便性が両立することで、初めて私たちはこの新しいお金の恩恵を最大限に享受できるのです。将来の資産運用や相続を見据える上でも、この技術革新は無視できない重要なテーマといえるでしょう。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
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