法律
企業の法務部でも生成AI活用が76%に急増!

便利さの一方で、誤情報や著作権などのリスク管理(ガバナンス)が新たな最重要課題です。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
最近、ニュースで「生成AI」という言葉を聞かない日はありませんね。実は今、日本の大きな会社の「法務部(法律の書類などをチェックする部署)」で、ものすごい変化が起きているんです。
例えば、皆さんが学校の宿題で「作文の構成を考える」ときに、AIにヒントをもらって時間を短縮することがありますよね。それと同じようなことが、プロのビジネスの世界でも当たり前になってきました。難しい法律の仕事をAIが助けてくれることで、これまでの働き方が劇的に変わろうとしています。
今回は、最新の調査結果をもとに、企業がどのようにAIを使っているのか、そしてどんなことに気をつけているのかを、分かりやすく解説します。

驚きの事実:大手企業の4社に3社がAIを使い始めている!
日本経済新聞が実施した調査(2025年10月公表)によると、驚くべき数字が出ています。国内の主要な企業309社のうち、なんと236社が「一般的な生成AI」を業務に取り入れていると答えました。割合にすると__76.4%__にものぼります。
つまり、大手企業の4社に3社は、すでにAIを使って仕事をしているということですね(ちゅいヨ!)。
具体的に使われているツールとしては、以下のような名前が挙がっています。 ・ChatGPT(オープンAI) ・Gemini(グーグル) ・Copilot(マイクロソフト)
これらのツールが、今や法務の現場に深く浸透しているのです。
実際、AIで何をしているの?(活用ランキング)
法務部の仕事は、とても細かくて神経を使うものばかりです。これまでは、人間が分厚い法律書をめくったり、何千枚ものPDF資料を一つずつ読み込んだりして、何日もかけて分析していました。それがAIの登場で、まるで魔法のように「数秒」で終わるようになったのです。このスピードの差は、仕事の進め方に巨大なインパクトを与えています。
具体的に、企業がAIをどのような業務に使っているのか、上位3つをご紹介します。
- 論点整理や分析、リポート作成(179社) 複雑なトラブルのポイントを整理したり、報告書のたたき台をパッと作ったりする作業です。
- 翻訳(175社) 海外の難しい契約書や資料を、一瞬で日本語にして理解するために使われます。
- 国内外の法令や行政資料の調査(127社) 膨大なルールの中から、必要な情報だけをAIが探し出してくれます。
この他にも、契約書を新しく作ったり、内容に間違いがないかチェック(レビュー)したりする業務でも活用が広がっています。
便利だけど怖い?「AIガバナンス」という新しいルール
AIはとても便利ですが、完璧ではありません。時には「もっともらしい嘘(誤情報)」をついたり、他人の「著作権」をうっかり侵害してしまったりするリスクもあります。
そのため、企業ではAIをただ使うだけでなく、正しく安全に使うためのルール作り、つまり「AIガバナンス」の整備を同時並行で進めています。
専門家の福岡真之介弁護士は、次のように述べています。
「企業でAI利用が広がるなか、コーポレートガバナンスと同様に、AIガバナンスの整備が欠かせなくなる」
例えば、スポーツ用品メーカーの__アシックス__では、2024年に「AIガバナンスボード」という専門の組織を立ち上げました。ここにはITの専門家だけでなく、法律や知的財産(IP)のプロが集まり、新しいAIを使う前にリスクがないかを厳しくチェックする仕組みを作っています。
先端企業のユニークな取り組み
AIの導入は、会社の上層部が決めるだけでなく、現場の若い世代の声から始まることも増えています。
・伊藤忠商事 2025年秋から、__MNTSQ(モンテスキュー)__という法務支援システムを導入しました。これは自社の膨大な過去の契約データをAIが探し出してくれる仕組みです。実はこれ、「先輩たちが築いた過去の知見を宝の持ち腐れにせず、もっと効率よく使いたい」という若手社員からの強い要望で実現したボトムアップの改革なんです。
・日本製鉄 2024年に、メールや契約書を自動で保存して共有できるシステムを導入しました。個人の頭の中にあった経験や知識を、組織全体の「共有財産」として蓄積する仕組みを整えています。
このように、法律業務に特化した「リーガルテック」と呼ばれる専用AIの活用が、企業の文化そのものを変えようとしています。
よくある疑問(FAQ)
読者の皆さんが気になりそうな疑問に、ぶん吉が答えます。
Q1:AIが導入されたら、法務の人はいらなくなるの? いいえ、むしろ逆です。今、法務の世界では専門的な知識を持つ人が世界的に不足しています。一方で、企業の活動が複雑になり、チェックしなければならない仕事の量は増え続けています。AIは人を追い出すためのものではなく、人手不足を補い、忙しすぎる人間を助けてくれる「頼もしい相棒」として期待されているのです。
Q2:AIが嘘をつくことはないの?どうやって対策しているの? AIが間違った情報を出すリスクは確かにあります。そのため、企業は「最後は必ず人間が内容を確認する」というルールを徹底しています。また、一般的なAIだけでなく、法務に特化した精度の高い専門AIを組み合わせることで、間違いを最小限に抑える工夫をしています。
おわりに:未来に向けた一言
これまで見てきたように、生成AIはもはや「一部の詳しい人が使う道具」ではなく、企業の仕事を支える「当たり前の相棒」になりました。AIを活用することで、これまで時間がかかっていた作業がスピードアップし、人間はより高度な判断や、新しい事業を生み出すクリエイティブな仕事に集中できるようになります。
皆さんの会社や学校では、どんなルールでAIを使っていますか?これからの時代、AIとどう上手に付き合っていくか、ぜひ自分事として考えてみてくださいね。
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
企業における法務業務の効率化は、単なる一組織の生産性向上にとどまるものではありません。法務部門が生成AIを活用して契約審査などの「前さばき」を迅速に行うことで、契約締結から収益発生までのサイクル(Contract-to-Cash)が劇的に短縮されます。これは企業の競争力を高めるだけでなく、巡り巡って社会全体の意思決定スピードを向上させ、経済の活性化に大きく寄与します。適切なガバナンス体制を維持しつつ、最先端のテクノロジーを戦略的に取り入れることは、現代の企業経営において不可欠な視点であると確信しています。

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退職代行「モームリ」社長逮捕の衝撃:知っておくべき「非弁行為」の境界線

報酬目的の弁護士あっせんは弁護士法違反(非弁行為)であり、明確な違法行為です。 業務委託費などの名目でも実態が紹介料なら、逮捕されるリスクが十分にあります。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
イントロダクション:身近に潜む「退職代行」の落とし穴
「会社を辞めたいけれど、怖くて言い出せない……」。そんな切実な悩みに寄り添い、24時間対応や4万件以上の実績で急成長したのが退職代行サービス「モームリ」です。しかし、運営会社「アルバトロス」の社長らが逮捕されたというニュースは、多くの利用者に大きな衝撃を与えました(ちゅい!)。
「便利で助かるサービスなのになぜ?」と疑問に思うかもしれません。実は、そこには専門家から見ると非常に危うい、法律上の「超えてはならない一線」が隠されていたのです。

ポイント1:非弁行為の境界線「伝達」と「交渉」の違い
退職代行という業務自体がすべてダメなわけではありません。大切なのは、無資格者がやっていい範囲を守っているかどうかです。
- 無資格者でもできること: 本人の代わりに「辞めます」という意思を会社に届けるだけの「伝達」。
- 弁護士にしかできないこと: 未払い残業代の請求や退職金の交渉、有給休暇の消化といった「法的交渉」。
弁護士資格がないのに報酬を得て法的交渉を行う、あるいはそれを仲介することは、弁護士法で禁じられた**「非弁行為」**にあたります。 ここで専門家としてお伝えしたいのは、この区別の重さです(ちゅい!)。法的な知識がない者が安易に交渉に介入すると、本人の正当な権利(本来もらえるはずのお金など)が不適切に妥協されてしまうリスクがあります。利用者の法的利益を守るために、この境界線は厳格に守られるべきものなのです。
ポイント2:巧妙な「紹介料」の隠蔽工作
今回の事件で警視庁は、2024年7月から10月の間に依頼者6人について、報酬を得る目的で弁護士にあっせんした疑いを持っています。その巧妙な手口に注目してください。同社は1人あたり1万6,500円を受け取っていましたが、それは「紹介料」という名目ではありませんでした。
警視庁は労働環境改善組合やウェブ広告業務に実態はなく、賛助金や業務委託費はアルバ社側への「紹介料」にあたるとみている。
実は、この「労働環境改善組合」の代表を務めていたのは、アルバ社の社員自身でした。つまり、身内の組織を経由させることで、「これは紹介料ではなく賛助金だ」と実態を隠そうとしていたわけです。しかし、法執行の場では形式的な名目よりも「実態」が重視されます。カモフラージュをしても、逃げ切ることはできません。
ポイント3:利用者が被る「不利益」のリスク
なぜこれほど厳しく取り締まるのか。それは、こうした違法な仕組みが利用者の利益を直接損なうからです。
今回のケースでは、紹介を受けた弁護士側についても警察が捜査を進めていることが報じられています。これは非常に深刻な事態です。 もし裏で「紹介料(キックバック)」が発生していれば、以下のような問題が起こります。
- コストの転嫁: 紹介料分が、結果的に利用者が支払う料金に上乗せされて高くなる。
- サービスの質の低下: その分野に強いかどうかではなく「紹介料を払ってくれる関係か」で弁護士が決まってしまう。
4万件の実績を誇っていても、法的な土台が崩れれば信頼は一瞬で消えます。違法なスキーム(非弁提携)の上に成り立つサービスは、利用者をも予期せぬ法的トラブルに巻き込みかねないのです(ちゅいヨ!)。
まとめ:これからの退職代行選びで考えるべきこと
今回の逮捕劇は、サービスを「安さや手軽さ」だけで選ぶ危うさを浮き彫りにしました。今後、代行サービスを利用する際は、その業者が「単なる伝達」に徹しているか、あるいは「交渉まで行う弁護士が直接運営しているか」といった、法的スキームの健全性を必ず確認してください。
便利な世の中だからこそ、立ち止まって自分を守るための視点を持ってほしいのです。 「あなたの頼っているそのサービス、本当に法的に守られていますか?」
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
司法書士やFPの視点から見ると、今回の件は「経済的な不合理性」が顕著です。裏で不透明な紹介料が動くビジネスモデルは、最終的に消費者の負担を増やし、法的保護を弱めます。士業以外のコンサル業務において、名目を変えた「非弁提携」は絶対に許されません。コンプライアンスを軽視した代償は、利用者と事業者の双方にとって、あまりにも重いものになるのです。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
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