
米国の機関投資家がビットコインを売り、30日間で約6.2兆円もの資金が流出した。 ルール作りの停滞と「株と同じ動き」への失望が、プロの投資家離れを加速させている。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
最近、ビットコインの価格が元気をなくしていますね。「これからもっと上がるって聞いたのに、どうして?」と首をかしげている方も多いはず。実は今、これまで市場を力強く支えてきたアメリカの「プロの投資家(機関投資家)」たちが、一斉にビットコインを手放し始めているんです。
なぜ、あんなに熱狂していたプロたちが逃げ出しているのか。その裏側に隠された、ちょっとショッキングな理由をわかりやすく整理してお伝えしますね。

米国の機関投資家がビットコインを売り始めた理由
今、アメリカの投資家たちがどれくらい「売りたい」と思っているかを知るための「コインベース・プレミアム」という指標があります。これは、アメリカ最大級の交換所での価格と、世界平均の価格を比べたものです。
この数字が今、大きくマイナスになっています。つまり、アメリカのプロたちは「世界平均より安くてもいいから、とにかく早く売り払いたい!」と考えている状態なんです。実際に、プロ向けの「投資信託(ETF)」からも、2月には過去最長となる4カ月連続の資金流出が起きる見込みです。
名門ハーバード大学の基金も、2025年12月末までの3カ月間で、持っていたビットコインを2割以上も減らしました。ビットバンクの長谷川さんによると、主要な仮想通貨から流出したお金は、この30日間だけでなんと400億ドル(約6兆2000億円)にものぼります。これは、大きな事件が起きて市場がパニックになった2022年に匹敵する、とても激しい逃げ出し方なんです。
期待されていたルール作りが足踏み状態
投資家たちがガッカリしている理由の一つに、「ルールの整備」が進んでいないことがあります。「仮想通貨市場構造(クラリティー)法案」という、みんなが安心して取引できるような法律の成立が期待されていたのですが、これがうまくいっていません。
理由は、銀行業界と仮想通貨業界が「利息の扱い」などをめぐって激しく対立してしまったからです。先日行われた話し合いでは、予定の2時間を大幅に超えても決着がつかず、ホワイトハウス側が「合意するまで退席は認めない!」と圧力をかけるほど、現場はピリピリした空気に包まれていたそうです。
それでも結局、話はまとまりませんでした。この「ルールが決まればもっとお金が入ってくるはず」という期待が裏切られたことが、今の売りを加速させています。
「株と違う動きをする」という神話の崩壊
これまでビットコインは、株とは違う動きをするから「リスクを分散させるために持っておくと良い資産」だと言われてきました。ところが最近は、アメリカのハイテク株(テック株)が下がると、ビットコインもつられて下がるようになってしまったのです。
これでは、リスクを分ける意味がありません。ピクテ・ジャパンの大槻さんは、この状況を次のように分析しています。
分散効果を期待していた投資家にとっては、思うような効果が得られなかったのでは
ちゅい!プロの投資家からすれば、「株と同じように動くなら、わざわざ値動きの激しいビットコインを無理に持つ必要はない」という冷めた判断になってしまっているのですね。
今後の見通しとさらなる下落への警戒
これから先、ビットコインはどうなってしまうのでしょうか。残念ながら、今はまだ警戒が必要です。
アメリカの中央銀行(FRB)の次のリーダー候補として、物価を抑えるために厳しい態度を取る「タカ派」のケビン・ウォーシュ氏が指名されたことも、投資家たちを不安にさせています。世の中のお金の引き締めが厳しくなると、仮想通貨のようなリスクの高いものからお金が抜けやすくなるからです。
ビットバンクの長谷川さんは、2022年よりも「資金が逃げ出すスピードが速い」と警告しています。もし法律の話がこのまま進まなければ、今の水準より一段低い「5万ドル台」まで価格が落ち込んでしまう可能性も十分にあります。
よくある疑問(FAQ)
Q.ビットコインはもう二度と上がらないの?
決してそんなことはありません。専門家の多くは、再び上がるためには「政策の後押し」が必要だと考えています。今止まっている法律(クラリティー法案)がスムーズに進む兆しが見えれば、またプロのお金が戻ってくるきっかけになるはずです。
Q.なぜプロの投資家の動きを気にしないといけないの?
昔と違って、今のビットコインの価格は巨大な資金を動かすアメリカのプロたちが作っているからです。彼らが「今は持つのをやめよう」と判断すると、個人の投資家だけでは価格を支えきれなくなってしまうのです。
Q.株と同じ動きになるのは防げないの?
ビットコインが「特別な価値があるもの」から、単なる「値動きが激しい投資商品の一つ」として扱われるようになったことが原因です。再び「独自の価値」を認められるようになるまでには、まだ時間がかかるかもしれません。
まとめと未来への問いかけ
今回のビットコイン急落は、期待されていた「ルールの整備」が遅れ、さらに「分散投資としての魅力」も薄れてしまったことが原因でした。プロの投資家がこれほどのスピードでお金を引き上げている現状は、市場の信頼が揺らいでいる証拠でもあります。
今後、ビットコインは再び「独自の価値」を取り戻し、投資家の信頼を勝ち取ることができるでしょうか。それとも、単なる株のオマケのような存在になってしまうのでしょうか。皆さんは、この市場の未来をどう見守りますか?
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
暗号資産(仮想通貨)を保有する際は、価格変動のリスクだけでなく、相続や管理の実務的なリスクにも目を向ける必要があります。暗号資産は銀行預金とは異なり、亡くなった方の口座を銀行が把握して手続きを進めてくれるような仕組みがありません。秘密鍵やパスワードが本人にしか分からない場合、家族が資産の存在にすら気づけず、引き継げないトラブルが続出しています。
また、税制面でも株式とは扱いが大きく異なります。プロの投資家が資金を引き揚げている今は、一般の投資家にとっても自身の「リスク許容度」を見直す良い機会です。保有し続ける場合は、万が一の際に家族が困らないよう、管理方法を明確にしておくことが、真のリスク管理といえるでしょう。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
相続・生前対策は、ご家族ごとの状況整理が解決への第一歩です。
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