経済
ホルムズ海峡の危機があなたの家計を直撃?エネルギーと経済の最新ニュース

ホルムズ海峡封鎖で燃料が高騰し、不況と物価高が同時に来る恐れがあります。 日本の電気代上昇や世界経済の減速など、家計への深刻な影響が懸念されます。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
今日は遠く離れた中東で起きているトラブルが、どうして私たちの毎月の電気代やお財布に関係してくるのか、分かりやすくお話しします。
世界のエネルギーの通り道で、今まさに大変なことが起きています。難しい言葉も噛み砕いて説明するので、一緒に見ていきましょう(ちゅいヨ)。

世界のエネルギーの通り道で起きていること
中東にある「ホルムズ海峡」は、世界で使われる石油の約2割が通り抜ける、とても重要な海の道です。
今、この場所をイランが「船は通さない」と伝えたことで、多くの船が動けなくなっています。米国やイスラエルとの対立が深まり、安全に道を通れなくなってしまったため、エネルギーが世界に届かなくなっているのです。
この影響で、原油の価格が跳ね上がっています。
- 米国の原油価格指標(WTI)は、攻撃前と比べて約1割も上昇し、1バレル75ドル台になりました。
- 英バークレイズのエコノミストは、北海ブレント原油先物が近く100ドルに達すると予測しています。
石油を出す国々が「増産」を決めても、海が通れないリスクの方が大きいため、すぐには価格は下がらないと見られています。
日本の電気代への影響とカタールでの事件
さらに心配なのが、ガス(LNG:液化天然ガス)への影響です。
カタールにある「ラスラファン」という世界最大級のガス施設が攻撃を受け、生産が止まってしまいました。その結果、世界のガス供給量の約18.5%が湾内に滞留し、スムーズに運べない状態になっています。
日本にとって、これは非常に深刻なニュースです。
- 日本はガスの在庫が数週間分ほどしかなく、蓄えが非常に少ない国です。
- 発電に使うガスの価格が上がれば、私たちが毎日使う電気の料金に跳ね返ってきます。
日本の電気代の上昇につながる可能性がある
米ゴールドマン・サックスは、もし海峡の封鎖が2カ月続けば、ガスの価格が今の3倍以上に跳ね上がる可能性が高いと警告しています。
不況と物価高が同時にやってくるリスク
今、世界中の経済の専門家が最も恐れているのが「スタグフレーション」という状態です。
これは、「景気が悪くなっていくのに、モノの値段だけがどんどん上がってしまう」という、非常に困った状況のことです。
通常、景気が悪くなるとモノが売れなくなるので、値段は下がっていくものです。しかし、今回のようにエネルギー価格が無理やり上がってしまうと、景気が悪くてもガソリン代や電気代、それらを使って運ばれる商品の値段がすべて上がってしまいます。
この混乱により、2026年の世界の経済成長率は0.4ポイントも押し下げられると予測されています。お給料が増えにくいのに、生活コストだけが直撃を受けるリスクがあるのです。
なぜ銀行はすぐに対策できないのか
景気が悪くなったとき、普通なら中央銀行(米国のFRBなど)は、金利を下げてお金を借りやすくし、経済を元気にしようとします。
しかし、今はそれが難しい状況です。
- 景気が悪いからといってすぐに金利を下げると、物価の上昇(インフレ)にさらに火をつけてしまい、インフレが止まらなくなる「高止まり」のリスクがあるからです。
- 特にガソリン代の上昇はあらゆるモノの輸送コストを上げるため、一度上がると物価が下がりにくくなります。
また、米国ではパウエル議長の退任時期が近づいているほか、11月の中間選挙を控えています。政治的にも身動きが取りにくいタイミングであることが、解決をさらに難しくしているのです。
よくある疑問(FAQ)
Q.なぜ遠い中東の出来事が日本の電気代に関係あるの?
日本はエネルギーのほとんどを海外からの輸入に頼っており、特に発電に使う天然ガスの在庫は数週間分しかありません。通り道が封鎖されてガスが届かなくなったり、世界中でガスの争奪戦が起きて価格が上がったりすると、それが直接、私たちの電気代の請求額に影響してくるのです。
Q.スタグフレーションになると私たちの生活はどうなるの?
景気が悪いのでお給料が上がりにくくなったり、仕事が減ったりする一方で、食品や電気代などの「生きていくためにどうしても必要なもの」の値段だけが上がり続けます。家計が圧迫され、貯金がしにくくなるなど、生活が苦しくなりやすい状態といえます。
Q.この混乱はいつまで続く可能性があるの?
地政学の専門家は、イランの体制や地域紛争の複雑さから、混乱がすぐに収束するとは見ていません。欧州の調査会社ケプラーの専門家は、戦闘や混乱が「1週間かそれ以上」続く可能性があると指摘しており、事態が長期化するリスクも考えなければなりません。
まとめと未来への問いかけ
今回のニュースをまとめると、世界のエネルギーの急所であるホルムズ海峡が止まることで、世界中で物価が上がり、景気が悪くなる「スタグフレーション」の危機が現実味を帯びています。
私たちの暮らしは、海を越えた遠い国の安定と深くつながっていることが分かりますね。
「エネルギーの価格が上がっても、自分たちの生活を守るために、今から家庭で工夫できることは何があるでしょうか?」
家計の管理だけでなく、世界のエネルギー事情に少しだけ目を向けることが、将来の自分たちを守る大切な一歩になるはずです。
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
地政学的なリスクによる物価上昇は、個人の努力だけではコントロールできない外部要因です。しかし、家計の防衛は今すぐにでも着手できます。
電気代やガソリン代のさらなる高騰に備え、固定費の徹底した見直しや、インフレ局面でも価値が目減りしにくい資産形成を意識することが重要です。世界経済が不透明な時期だからこそ、目先の情報に翻弄されることなく、長期的な視点で資産のポートフォリオを点検してください。家計の健全性を高めておくことが、不測の事態における最大の安心材料となります。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
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