首相の名前を冠した仮想通貨の正体とは?サナエトークン急落から学ぶ教訓

サナエトークンは首相と無関係。未登録業者の発行で非常に危険です。 金融庁が調査を開始。安易な投資は大きな損失を招く恐れがあります。

こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。

高市早苗首相の名前を掲げた暗号資産(仮想通貨)「SANAE TOKEN(サナエトークン)」が世間を騒がせました。「政治的な後ろ盾があるのではないか」という根拠のない噂や期待から一時的に価格が高騰しましたが、首相本人が関与を完全に否定したことで、価格は一気に暴落してしまいました。

首相は自身のSNS(旧ツイッター)で、次のように述べています。

「名前のせいか、いろいろな誤解があるようだが、私は全く存じ上げない。何らかの承認を与えたこともない」

なぜ有名人の名前がついているだけで、多くの人が信じ込んでしまったのでしょうか。そこには、一国のリーダーである首相の名前を聞くと、無意識に「国が保証している」「公的な裏付けがある」と錯覚してしまう心理が働いています。通常の有名人以上に、首相という「権威」が持つ信頼感を悪用した形といえますね。

法律が定める暗号資産のルール

仮想通貨を新しく発行したり販売したりするには、国が定めた厳しいルールを守らなければなりません。「資金決済法」という法律では、こうした業務を行う者は必ず「暗号資産交換業者」として、金融庁への登録を済ませるよう義務づけています。

しかし金融庁によると、今回のサナエトークンの発行者はこの登録を一切受けていません。つまり、法律を守らずに勝手にお金を集めている「違法な状態」だということです。国が認めていない業者が発行するものは、守るべきルールが無視されているため、大切なお金が戻ってこなくなるリスクが非常に高いのです。

国や金融庁が動き出した理由

この事態を受けて、国会でも議論が行われました。衆院財務金融委員会にて、中道改革連合の伊佐進一氏の質問に対し、片山さつき金融相は「被害者から告発などがあった場合、必要があれば利用者保護のために適切に対応する」と回答しています。これを受けて金融庁も、実態の把握に全力を挙げています。

国が動き出したことは心強いですが、一度失われた投資金を取り戻すのはとても難しいのが現実です。怪しいと感じる力を養い、損をする前に自分自身でブレーキをかけることが何よりも大切になります(ちゅいヨ!)。

よくある疑問(FAQ)

Q:有名人の名前がついた通貨なら安心なの? 

A:決して安心ではありません。今回のように、本人の許可なく勝手に名前が使われるケースはたくさんあります。有名な名前だけで「本物が関わっている」と決めつけるのは禁物です。

Q:金融庁に登録していない業者から買っても大丈夫? 

A:絶対に避けてください。登録がない業者の運営は法律違反です。適切な資産管理が行われていない可能性が高く、トラブルが起きた際に国による保護が受けられない恐れがあります。

Q:もし騙されて損をしてしまったらどうすればいい? 

A:すぐに「金融庁の相談窓口」や警察、弁護士などに相談してください。政府も被害者からの告発があれば適切に対応する姿勢を見せています。

これからの投資との向き合い方

今回の騒動から学ぶべき教訓は、情報の正しさを自分の目で確かめることの大切さです。誰かが儲かると言っていたから、あるいは有名な名前がついているからという理由だけで、大切なお金を投じてはいけません。

情報の出どころはどこか、その業者は法的に認められているのか。自分のお金を守るために、次の投資を考える前に、まずは「金融庁の登録リストを確認したか?」と自分に問いかけてみてください。

専門家としての一言

投資を検討する際は、必ず発行元や販売業者が金融庁の「暗号資産交換業者」として登録されているかを確認してください。金融庁のウェブサイトで「暗号資産交換業者登録一覧」と検索すれば、誰でも最新のリストを閲覧できます。法的な裏付けのない勧誘やSNSの噂話を鵜呑みにせず、公的機関が発信する一次情報を参照することを徹底してください。

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