
資産家が若手を支える仕組み作りこそ、格差を乗り越え経済を動かす原動力です。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
いま、日本でお金持ちのイメージが大きく変わろうとしています。これまでは、代々の土地や事業を守り抜くことが美徳とされてきました。でも、最近は自らビジネスで成功し、その資産を「次世代を育てるため」に使う「新富裕層」が増えているんです。
背景には、深刻な資産格差があります。2020年代に入り、29歳以下の層では資産が多いグループと少ないグループの差が、以前より1100万円も広がりました。この格差をただ悲観するのではなく、資産を「社会への相続」として循環させることで、日本を元気にしようとする動きが始まっているんですよ。

社会課題を解決するエンジェル投資家
三重県にお住まいの松本圭介さんは、そんな新しい風を感じさせてくれるお一人です。松本さんは経営していた会社を売却し、その資金で「エンジェル投資家」になりました。エンジェル投資家とは、生まれたばかりの会社(スタートアップ)に資金を出す、まさに「天使」のような存在のことです。
松本さんは、これまでに18社へ、およそ1億円を投資してきました。投資先は、お年寄りの排せつを予測する機械や、アワビを陸上で育てる事業など、社会の困りごとを解決する会社ばかり。リスクもありますが、松本さんの想いはとても熱いんです。
「お金があっても遊んで暮らすのはつらい。少しでも社会を良くする一助になりたい」
ただ貯めるだけではない、社会を良くするための「お金の使い道」を選ぶ姿は、本当にかっこいいですね(ちゅいヨ!)。
起業家が次の起業家を育てる好循環
こうした動きを福岡市から広めているのが、山本敏行さんです。山本さんは「パワーエンジェルス」という、投資家と起業家をつなぐコミュニティを作りました。アメリカのシリコンバレーのように、成功した人が次の挑戦者を助ける「エコシステム(成長の仕組み)」を日本に根付かせようとしています。
エコシステムとは、森の中で大きな木が種を落とし、新しい芽を育てるような循環のこと。山本さんは300人以上にビジネスのノウハウを伝え、投資家を育てています。投資したお金が戻るまでには、上場や会社の売却などで最短でも5年はかかりますが、この「待つ時間」こそが、日本の経済という大きな森を育てる栄養になるのです。
広がる格差と資本主義の活力
格差が広がる中で「お金持ちだけがずるい」と感じることもあるかもしれません。でも、慶応大学の井手英策教授は、大切な視点を教えてくれています。医療や教育など、みんなが安心して暮らせるサービスが守られているなら、新しい価値を生んだ人が富を得る「資本主義の活力」を止めてはいけない、ということです。
「活力」とは、新しいものを作ろうとするエネルギーのこと。格差を無理に縮めようとして、挑戦する人のやる気を奪ってしまえば、日本の成長は止まってしまいます。大切なのは、新富裕層がリスクを取って投資したくなる環境と、そのお金が社会全体に回る仕組みのバランスなのです。
アメリカとの比較と日本の課題
世界に目を向けると、アメリカでは投資の文化が深く根付いています。パランティア・テクノロジーズを立ち上げたピーター・ティール氏は、まだ小さかった頃のメタ(旧フェイスブック)やスペースXに投資し、世界を変える巨大な産業へと育て上げました。
2024年の投資額を比べると、アメリカの約2.8兆円に対し、日本は約185億円と、まだまだ大きな差があります。日本にも「エンジェル税制」という、投資をした人の税金を安くする仕組みはありますが、もっと多くの「眠っているお金」が社会に飛び出していく余地があると言えるでしょう。
よくある疑問(FAQ)
Q:新富裕層とは、昔からのお金持ちと何が違うのですか? A:代々の資産を「守ること」に集中するのではなく、自ら稼いだお金を新しい会社に投資して、社会の変化を「作ること」を楽しむ人たちのことです。
Q:エンジェル投資は、私たち普通の人の生活に関係がありますか? A:もちろんです!彼らが支援する会社が、介護を楽にしたり新しい食べ物を作ったりすることで、私たちの未来の暮らしがより便利で豊かになっていくんですよ。
Q:お金持ちがもっと増えると、格差が広がって困るのではないでしょうか? A:タンスに眠っているだけのお金は「死んだお金」ですが、投資として社会を循環すれば、新しい仕事が生まれ、みんなの給料や生活を支える「生きたお金」に変わります。
結び:私たちが考えるべき未来
お金というエネルギーが一部に留まらず、社会全体を巡ることで、新しい成長の芽が育ちます。新富裕層による投資は、その大きなエンジンとなります。
資産を自分の代だけで完結させず、より良い社会という形で次世代に引き継いでいく「社会への相続」。もしあなたに、誰かの夢を応援できる余裕があったなら、どんな未来を創るためにお金を使いたいですか?
専門家としての一言
個人の資産が次世代の成長へと繋がる「循環」は、これからの日本社会において極めて重要な意味を持ちます。相続や事業承継の場面においても、単なる資産の移転に留まらず、その資本がどのように社会の活力を生むのかを長期的視点で捉えることが大切です。適切な制度活用を通じて、健全な資産の承継と社会貢献を両立させる仕組み作りを推進していく必要があります。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
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