
米利下げ観測で明暗!根強い買いの金と、信頼を失い下落が続く仮想通貨の差を解説。
業界大手のテザー社も金を選択。今やビットコインは代替ではなくアンチゴールドなのか。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
伝統的な安全資産の代表格である「金(ゴールド)」と、かつてその代替になると期待され「デジタルゴールド」と呼ばれた「ビットコイン」。今、この2つの資産の間で、投資家が震えるような決定的な格差が生まれています。一時はともに上昇基調にありましたが、足元ではマネーの動きが完全に対照的となっています。投資のプロたちがなぜビットコインから資金を引き揚げ、再び金へと回帰しているのか、その衝撃の事実を解説します。

1. 「押し目買い」の金と「資金流出」のビットコイン
2025年1月末、米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に利下げに慎重なケビン・ウォーシュ氏が指名されたことをきっかけに、市場には激震が走りました。米利下げ観測の後退により、金とビットコインはともに急落しましたが、その後の回復力には天と地ほどの差が出たのです。
金は、ロンドン現物価格で1トロイオンス5594ドルの最高値を付けた後、一時2割下げたところで投資家が一気に買いに走る「強力な押し目買い」が入りました。大阪取引所ではあまりの乱高下に金先物取引の中断(サーキットブレーカー)が過去最長の7営業日連続で発動されるという異常事態となりましたが、それでも買い意欲は衰えず、すぐさま5000ドル台を回復しました。
一方でビットコインはどうでしょうか。1月下旬に9万ドル弱だった価格は、反発の兆しを見せることなく売られ続け、2月5日には一時約6万9000ドルと、1年3カ月ぶりの低水準を記録しました。金のような「安くなったら買う」という信頼が働かず、資金流出が止まらない現状が浮き彫りになっています。
2. 「デジタル・アンチ・ゴールド」という衝撃の評価
かつてビットコインは、埋蔵量に限りがある金と同様に「価値の保存手段」として期待されてきました。しかし、過去半年の騰落率を見ると、金が45%高であるのに対し、ビットコインは35%安と、無残な対照を描いています。
米国の著名エコノミスト、ピーター・シフ氏は、金融政策の転換点という重要な局面でヘッジとして機能しないビットコインを次のように痛烈に批判しています。
今すぐビットコインを売って、手遅れになる前に金を買え
シフ氏は、ビットコインは金の代替どころか、正反対の動きを見せる__デジタル・アンチ・ゴールド__であると断じています。この不信感の背景には、ハッキングによる不正流出や強制清算といったトラブルが相次いだことがあります。実体のないデジタル資産は、リスク局面でその脆弱性を露呈してしまいました。
3. 仮想通貨の守護神「テザー」さえも金に乗り換えた事実
さらに驚くべきは、仮想通貨業界の「身内」からも金への回帰が起きていることです。世界最大のステーブルコイン「USDT」を発行するテザー社は、2025年に70トンを超える金を購入しました。これは国家の中央銀行であるポーランド中銀(約102トン)に迫るほどの驚異的な規模であり、一民間企業が国家レベルの資産防衛を行っていることを意味します。
その結果、テザー社の裏付け資産において、金の構成割合がビットコインを逆転しました。専門家であるエックスバンクの西山祥史氏も、業界の当事者でさえビットコインより金を持つべきだと判断したインパクトの大きさを指摘しています。
この動きは投資信託にも現れています。金のETF(GLD)の残高が同期間で30%増加した一方で、ビットコインETFからは過去最長の純流出が続き、資産残高は28%も減少しました。プロのマネーは、確かな重みを持つ現物資産へと明確に回帰しています。
おわりに:これからの資産形成に求められる視点
不確実性が高まる時代において、金は激しい変動の中でも強力な買い支えが入るほどの信頼を維持していますが、ビットコインは相場上昇の材料が見当たらない苦境に立たされています。ハッキングや流出といったトラブルによる不信感の壁は厚く、両者の距離が再び縮まるには相当な時間を要するでしょう。
伝統的な価値を守り抜く金か、それとも信頼を失いつつあるデジタル資産か。あなたは、不確実な時代の守り神として、どちらの「ゴールド」を信じますか?
ちゅいヨ!
専門家としての一言(司法書士・1級FPの視点)
資産保全の要諦は、市場が動揺した際の「レジリエンス(回復力)」にあります。今回の局面で、金先物市場が7営業日連続でサーキットブレーカーを発動するほどの乱高下を見せながらも、即座に押し目買いが入って価格を戻した事実は、現物資産の圧倒的な信頼性を証明しています。
対照的に、デジタル資産は法的な裏付けの乏しさやハッキングリスクといった脆弱性を克服できていません。資産の承継や長期的な守りを考えるのであれば、実体のある「現物」の重みを再評価すべきです。急落時に買いが入るのか、それとも底抜けするのか。そのレジリエンスの差を基準に、ご自身のポートフォリオを冷静に見直されることを推奨いたします。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
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