
銀行口座が年度内に7億を下回る見通し。25年前のピークから2割も減っています。 無駄な口座を整理して、ポイントや特典が多いメイン口座に絞る動きが加速しています。
こんにちは!相続専門の文鳥、ぶん吉です(ちゅいヨ!)。
昔はお祝い事があるたびに新しい銀行口座を作ったり、就職や引っ越しのたびに増やしたりするのが当たり前でした。でも最近、使わなくなった口座をわざわざ解約して整理する人が増えているんです。「なんとなく持っている」ことが当たり前だった銀行口座に、今、大きな変化が起きています。なぜ私たちの身近にある口座がこれほどまでに減っているのか、その理由を一緒に見ていきましょう。

25年で2割減!口座数が「7億」を切る衝撃
銀行の個人預金口座の数が、今まさに歴史的な転換点を迎えています。2001年3月には約8億9600万口座もありましたが、2025年9月末時点では約7億636万口座まで減少しました。このままのペースでいくと、今年度中にはついに7億口座を下回る見通しです。
特に「定額を預けておく」ための定期預金口座の減少が目立っており、2025年3月末と比べると半年で3%も減っています。
ここで、ぶん吉の分析です。過去19年間のデータを見ると、日本の人口は4%減っていますが、口座の数はそれを大きく上回る11%も減っています。単に人が減ったから口座が減ったのではなく、多くの人が「今の自分に本当に必要な口座はどれか」を考えて、意図的に整理し始めているという驚きの事実が見えてくるのです。
放置すると損をする?「休眠口座」と「手数料」の壁
なぜ多くの人が重い腰を上げて口座を整理し始めたのでしょうか。その大きなきっかけは、2020年頃から多くの銀行で導入された「未利用口座の管理手数料」にあります。
これは、長い間出し入れがない口座を持っているだけで、毎年手数料が引かれてしまう仕組みです。銀行がこうした整理を急ぐ背景には、口座を維持するための膨大なコストを削減したいという事情や、使われていない口座がオレオレ詐欺などの犯罪(マネーロンダリング)に悪用されるのを防ぐという目的があります。
ぶん吉の分析では、かつては「持っているだけなら無料」が当たり前でしたが、今や「使わない口座は持っているだけでコストがかかる」時代に変わったといえます。このリスクやコストを避けるために、多くの人が「不要な口座は閉じよう」と動き出しているのです。
1人5口座から3口座へ!お金を「集約」するメリット
私たちの銀行との付き合い方は、数よりも質を重視するスタイルに変わっています。2012年の調査では「5口座以上持っている」という人が4割もいましたが、2025年の調査では「3口座」という人が最も多くなりました。
面白いことに、口座の数は減っていますが、銀行に預けられているお金の合計(預金残高)は過去最高の581兆円まで増えています。一つひとつの口座に、より多くのお金がまとまって入るようになっているのです。
「メイン口座に預金集約が進んでいるもようだ。」
日銀の統計などを分析すると、こうした傾向がはっきりと見えてきます。ぶん吉の分析ですが、最近では新NISAを利用してお金を運用する人が増えたことも影響しています。あちこちに分散させていたお金を、特典や機能が充実した一箇所にまとめる「選択と集中」が今の賢いトレンドなのです(ちゅいヨ!)。
ネット銀行の逆襲と「ポイント」争奪戦
大手銀行の口座が減る一方で、急成長しているのがネット銀行です。楽天銀行などの主要なネット銀行6社を合わせると、口座数は約4600万口座に達し、この5年で8割も増えました。
店舗を持たないことでコストを抑えられるネット銀行は、その分を「高い金利」や「ポイント還元」として利用者に還元しています。これに対し、大手銀行も「メイン口座」に選んでもらうために、豪華なキャンペーンで対抗しています。
- 三菱UFJ銀行:アプリでの口座開設と「15万円以上」の入金で、現金3万円をプレゼント。
- 三井住友銀行:スマホ口座「Olive(オリーブ)」の開設と「10万円以上」の入金、タッチ決済などの条件達成で2万円相当のポイントを還元。
ぶん吉の分析によると、今の賢い利用者たちは、単に近いからという理由ではなく、自分の生活にどれだけプラスになるかという「実利」で銀行を選び抜いていることがわかります。
これからの銀行との付き合い方
これまで見てきたように、銀行口座は「たくさん持っていること」が安心だった時代から、「自分に合った口座を賢く使い倒す」時代へと移り変わりました。
銀行側も、金利やポイント、便利なアプリなど、選ばれるための工夫を必死に行っています。あなたの引き出しに眠っているその通帳、本当にもう一度使う予定はありますか?この機会に、自分にとって本当に価値のある「メイン口座」を見極め、お金の流れをスッキリさせてみてはいかがでしょうか。
専門家としての一言
銀行口座を整理しておくことは、ご自身のためだけでなく、将来のご家族のためにも非常に大切です。万が一の際、亡くなった方の口座はすべて凍結されます。その解約手続きには、銀行ごとに異なる書類や、家族全員の「戸籍謄本」を何度も用意する必要があり、口座の数が多いほどご遺族の負担は重くなります。今のうちに口座を絞っておくことは、将来の手続きをスムーズにする、家族への思いやりに満ちた「最高の終活」といえるでしょう。

坂を負う人にまず寄り添い、大切な想いを明日の形へつなぐ司法書士(文鳥をこよなく愛しています)。
東京都新宿区・中野区を中心に、司法書士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/民事信託士/上級相続診断士の4つの視点を持つ専門家として活動しています。
法務と資金計画の両面から、ご家族の「安心」と「納得」をワンストップでサポート。対面相談を大切にしつつ、オンラインで「東京の実家・不動産」に関する全国からのご相談にも対応しています。
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