

新宿相続専門司法書士シエンでは、相続登記・遺言・家族信託・生前対策を軸に、相続の全体像を「相続の見取り図」として整理し、優先順位をつけて実行までつなげる相続コンサルティングを行っています。
ご相談で特に多いのは、登記簿を見ても名義関係が分からない、相続税や各種特例の話は聞くが自分のケースで使えるか分からない、という2つです。
このページでは、東京都新宿区を中心に実際に多い相談パターンをもとに、内容を一部加工したモデル事例を15件紹介します。
守秘義務の観点から、個人が特定できないよう設定や数値を一部変更しています。
- 相続コンサルティングの定義(何をするか)
- 相談から実行までの手順(何から始めるか)
- 相談した方がよいかの判断基準(チェックリスト)
- 新宿区周辺で多い相談パターン(モデル事例15件)
- よくある失敗(落とし穴)と避け方
- よくある質問(FAQ)
1 相続コンサルティングとは
1-1 定義(短い説明)
相続コンサルティングとは、相続に関する論点を「相続の見取り図」にまとめ、家族の状況と希望に合わせて、何をどの順番で進めるかを整理し、実行までつなげるサポートです。
相続は、税金だけ、不動産だけ、遺言だけを先に決めると、別の場所で詰まりやすいのが特徴です。最初に全体像を整理することで、迷いと手戻りを減らせます。
1-2 税務判断は税理士と連携
相続税の申告、個別具体的な税額計算、特例の適用可否の最終判断は税理士の専門業務です。
当事務所では、相続の見取り図と法務設計を整えたうえで、顧問税理士がいらっしゃる場合はその先生と連携し、いない場合は提携税理士をご紹介します。
2 どんなときに相談した方がよいか
2-1 チェックリスト
- 登記簿を見ても、名義の流れが分からない
- 祖父名義、父名義のまま止まっている不動産がある
- 共有名義で、将来の意思決定が止まりそう
- 空き家を持っていて、売却か活用か迷っている
- 小規模宅地、空き家3,000万円、居住用3,000万円などが気になる
- 親の認知症に備えて、財産管理の段取りを作りたい
- 会社や自社株があり、事業承継も同時に考えたい
- 相続税はかからないはずでも、分け方で揉めそう
- 東京都新宿区で対面、またはオンラインで早めに整理したい
3 モデル事例(15件)
ここからは、実際のご相談をもとに内容を一部加工したモデル事例です。
それぞれ「どこで詰まりやすいか」「何を整理すると前に進むか」が伝わるよう、状況のイメージを少し具体的に書いています。
新宿区在住のA様(50代、会社員)。ご実家は新宿区内の戸建てで、住んでいるのはお母様。
ところが、土地は祖父名義のまま、建物は父名義のままという状態で、祖父の相続も父の相続も登記が未了でした。
お父様が亡くなったあと、相続人はお母様とお子さま(きょうだい)4人。
「何が誰の名義なのか分からない」「相続人も多いし、今から登記できるのか」「誰が費用を出すのか」など、話し合いの入口に立てない状態でした。
- 登記簿、固定資産税の資料、戸籍をもとに、不動産と名義の現状を一覧表に整理
- 相続関係説明図を作成し、祖父→父、父→子世代という二段階の流れを「図」で見える化
- 分け方については「母が住み続ける前提」「将来は売却もあり得る前提」など複数のシナリオで整理
- 名義が混在していると、将来売却や担保設定の場面で止まりやすい点も分かりやすく説明
- 相続登記の全体像が整理され、どの順番で登記するかが明確に
- きょうだい間で「費用と管理負担の分担」も合意しやすくなり、二世代分の登記を一括で完了
- 登記簿が整ったことで、お母様も「これで家のことは安心」と気持ちが落ち着いたとのことでした
新宿区在住のB様(60代、女性)。郊外の土地建物を相続し、売却して生活資金に充てたいというご希望でした。
ところが登記簿を見ると、昭和の頃に設定された抵当権が残ったまま。
金融機関名も今では見かけない名称で、B様ご本人は「どこに連絡すればいいのか見当もつかない」状態でした。
不動産会社に相談しても、「抵当権が残っていると買主がつかない」と言われてしまい、売却が止まっていました。
- 抵当権設定当時の金融機関の沿革(合併・社名変更)を調べ、承継先の金融機関を特定
- 抹消に必要な書類(解除証書、代表者事項等)と手配方法を整理し、金融機関とのやり取りを窓口として支援
- 相続登記と抵当権抹消登記を同時に進め、売却に間に合うスケジュールを作成
- 売却後のお金の使い道についても、1級FPとして「生活費」「予備費」「将来の医療費」などの配分イメージを整理
- 抵当権が無事に抹消され、不動産会社も買主を案内しやすい状態に
- 相続登記から売却までが一本の流れで整い、売却後の資金計画も見える化できた
新宿区在住のC様(60代、主婦)。実家の土地建物は、母と子ども3人(長男・次男・長女)の共有名義でした。
長男は同居で、日常的な修繕や固定資産税の手続きも長男が担っていました。
一方で、次男と長女は持ち家があり実家に戻る予定はなし。
母としては「長男に住み続けてほしい」が本音。ただ、他のきょうだいにとっては「長男だけ得をするのでは」という気持ちも出やすい状況でした。
- 「母が生涯安心して住めること」と「母の死後の承継」を分けて整理し、話し合いの論点を整理
- 共有のままだと、売却・建替え・大規模修繕などが将来止まりやすい点を具体例で説明
- 家の承継を長男に寄せる場合、他のきょうだいに預貯金や保険を厚めに配分する代償案を提示
- きょうだい間で説明しやすいように「なぜこの分け方が公平と言えるか」を言語化
- きょうだい全員が納得感を持ちやすい遺産分割の方向性が固まり、協議書を作成
- 共有状態を整理できたことで、母の住まいの安心と将来のトラブル予防を両立できた
中野区在住のD様(50代、会社員)。親が施設に入所し、実家が空き家になっていました。
相続人はきょうだい3人。誰も実家に住む予定はなく、「維持費だけかかるのがつらい」「売りたいが、税金が怖い」という状況でした。
特に気になっていたのが、空き家3,000万円控除が使えるのかどうか、そして「いつまでに何をすればいいか」でした。
- 空き家3,000万円控除の要件を分かりやすく整理し、「該当しやすいポイント」と「落とし穴」を説明
- 適用の可否や譲渡所得税の見込みは税理士領域のため、提携税理士と連携して検討
- 相続発生後の売却スケジュール、解体やリフォームの判断ポイントを時系列で整理
- きょうだい間で「売却方針」と「管理負担の分担」を先に話し合えるよう資料化
- 相続発生後にバタバタせず、必要な準備を進めたうえでスムーズに売却
- 税理士の申告まで含めて、控除活用を前提とした資金計画が立った
新宿区在住のE様(60代、自営業)。新宿区の自宅と、近隣の賃貸アパートを所有していました。
「相続税がかかりそう」「小規模宅地という制度を聞いたが、難しくて分からない」「自宅とアパート、誰がどちらを引き継ぐのがよいのか迷う」というご相談でした。
賃貸アパートは収益がある一方、管理の手間や修繕の判断も必要で、引き継ぐ人の負担も無視できません。
- 自宅用地と賃貸用地を分けて、相続税がかかる可能性をざっくり整理
- 小規模宅地等の特例の「考え方」を噛み砕いて説明し、検討の順番を明確化
- 具体的な税額試算は税理士が担当し、その結果を踏まえて分け方を再検討
- 承継後の運用(誰が管理会社とやり取りするか、修繕判断をどうするか)まで含めて話し合いを設計
- 自宅は同居予定の長女、賃貸アパートは長男が中心となって承継する方向で合意
- 税負担と管理負担の両面で「納得できる分け方」の形が見え、家族の不安が減った
新宿区在住のF様(40代、会社員)。父の相続で実家を引き継ぎましたが、F様ご自身は既に別のマンションに住んでいました。
「実家には戻らないので売却したい。でも税金がどれくらいかかるのか不安」「売却代金をどう使うのが良いかも迷う」というご相談でした。
- 相続登記を先に整え、売却のスタートラインを作る
- 居住用3,000万円控除の考え方を整理し、適用可否や税負担は税理士に試算依頼
- 売却代金の使い道について、住宅ローン繰上返済、教育費、老後資金のバランスを複数パターンで提示
- 「売るかどうか」だけでなく「売った後の生活がどう楽になるか」を見える化
- 相続登記完了後、適切なタイミングで売却し申告も完了
- 手元資金の使い道が整理され、家計の安心感が増した
中野区在住のG様(50代、パート)。地方の空き家を相続しましたが、今後住む予定はありません。
ただ「すぐ売るのは気が引ける」「賃貸に出して残す道もあるのでは」と迷っていました。
感情としては残したい。でも数字的には維持費が重い。こういう葛藤は非常に多いです。
- 売却した場合の手取り概算と、賃貸に出した場合の家賃・空室リスク・修繕費の概算を比較
- 譲渡所得税などの話は税理士と連携し、ざっくり見通しを共有
- 「気持ちを尊重しつつ、数字から目を背けない」ための整理シートを作成
- いきなり最終結論を出さず、「今できる準備」と「数年後の選択肢」を分けて設計
- 一定期間は賃貸で様子を見て、将来の売却も視野に入れる段階的な方針に決定
- 迷いのポイントが整理され、家族にも説明しやすくなった
新宿区在住のH様(80代、女性)と、50代のきょうだい。
最近物忘れが増え、「このまま判断能力が落ちたら、預金の引き出しや不動産の手続きが止まるのでは」という不安がありました。
きょうだいとしても「後から揉めたくない」「何を決めておけばいいか分からない」という状況でし
- 一次相続(母)と二次相続(きょうだい)を分けて、将来の詰まりポイントを整理
- 任意後見、財産管理契約、遺言、家族信託などの制度を比較し、優先順位を決定
- 公正証書にするかどうか、誰を受任者にするか等、実務の判断ポイントを具体例で説明
- 相続税が関わる可能性は税理士と連携し、検討のタイミングをロードマップ化
- 任意後見契約と公正証書遺言を先に整え、「いざという時の段取り」が明確になった
- ご家族の漠然とした不安が減り、今後数年間の見通しが立ったとのことでした
新宿区在住I様(60代、事業主)。自宅のほかに貸店舗ビルを所有。
「不動産はできれば残したい。でも相続税の納税資金が足りるか不安」「一部を売るべきか、保険を活用すべきか迷う」というご相談でした。
賃料収入があるケースは、資産は多いが現金が少ない状態になりやすく、ここが詰まりやすいポイントです。
- 資産を一覧化し、現金化しやすいものとしにくいものを分けて整理
- 特例の検討や税額試算は税理士が担当し、当事務所は「納税資金の作り方」をFP視点で整理
- 不動産の一部売却、保険の活用、賃料収入の位置づけなど、複数の資金確保策を比較
- 家族が納得しやすいよう、売却候補と守る不動産の優先順位を言語化
- 「この不動産は守る」「この不動産は将来売却候補」という整理ができ、家族の意思決定が前に進んだ
- 納税資金の目安が見え、安心して事業を続けられる感覚が得られた
新宿区在住J様ご夫妻(70代)。相続税はかからない見込みでした。
ただ、子どもたちの仲が微妙で、「分け方で揉めるのでは」という不安が強かった。
相続税がかからないご家庭ほど、準備が後回しになり、結果的に揉めることも少なくありません。
- 不動産、預貯金、保険を「分けやすさ」で整理し、揉めやすいポイントを見える化
- 公正証書遺言の作成と合わせて、分け方の理由や想いを言葉にして残す提案
- 節税ではなく、老後資金・介護費用の確保を優先し、生活を壊さないラインを確認
- 子どもたちに説明するときの「筋道」も作成し、感情論だけにならないよう整えた
- 遺言とメッセージが整い、「後は任せられる」という安心感につながった
- 相続税がかからない家庭でも、準備の価値が高いことを実感された
新宿区在住K様(60代、製造業経営者)。長男が事業承継予定。
工場用地や設備を長男に集中させたいが、他のきょうだいから遺留分の請求が出ると事業が揺らぐ可能性がありました。
「将来揉めたくないが、何から手を付けるべきか分からない」という段階でした。
- 集中承継が必要な理由(事業の継続性、金融機関対応、設備投資)を整理し、説明可能な形に言語化
- 遺留分に関する除外合意・価額固定合意の制度を選択肢として提示し、要件と手順を分かりやすく整理
- 家庭裁判所の手続きや合意形成など、弁護士・税理士連携が必要な点を明確化
- 他のきょうだいへの配慮として、保険や金融資産で手当する案も併せて提示
- 生前に合意形成を進める方針が固まり、承継の道筋が見えた
- 「後から遺留分で揉める不安」が減り、事業の意思決定がしやすくなった
中野区在住L様(50代、同族会社オーナー)。
株式を後継者の長男に集約したいが、贈与税や相続税が高額になりそうで不安でした。
また、株主が分散していると、後で意思決定が止まるリスクがあり、早めの整理が必要でした。
- 株式構成、役員構成、定款内容を整理し、承継シナリオを複数作成
- 事業承継税制の概要と、使う場合の注意点(条件や手続きが多い点)を分かりやすく説明
- 制度の適用要件や税額試算は税理士が担当し、当事務所は会社法・登記面(株式譲渡、増資、種類株式など)を整理
- 急いで一気に動かすのではなく、段階的に進めるロードマップに落とし込み
- 株式集中の方向性が固まり、贈与と将来相続を組み合わせた計画ができた
- 万一の相続でも、過大な納税で会社を手放すリスクが減った
新宿区在住M様ご夫妻(50代)。子ども2人のうち1人に障がいがあり、親亡き後が最大の不安でした。
「兄弟に負担を押しつけすぎたくない」「でも生活費や住まいは守りたい」という想いがありました。
- 生活費、医療費、住まいの3点で必要な資金と期間を概算し、現実感を持てる形に整理
- 遺言だけでは難しい部分(継続的な管理や使途の明確化)を補うため、家族信託を選択肢として提示
- 財産を「障がいのある子のための原資」と「きょうだいが自由に使える部分」に分け、管理者と使い道を明確化
- 福祉制度は専門機関や社労士情報も参考として整理し、過不足の確認
- 誰が、どの財産を、どの目的で管理するかが明確になり、親御さんの不安が軽くなった
- ご家族にとって「一番大事なところ」を先に固めることができた
杉並区在住N様(50代、会社員)。再婚同士で前婚の子どもがいる。現配偶者との間にも子どもがいる。
「誰か一人が損をしたと感じないようにしたいが、言いづらい」「前婚の子にも一定の配慮はしたい」というご相談でした。
再婚家庭は、感情の配慮と法的な安全性を同時に満たす設計が重要です。
- 法定相続分と遺留分の基本を整理し、最低限守るべきラインを共有
- 不動産は現配偶者と現婚子の生活基盤として守りつつ、前婚子には保険や金融資産で配分する案を作成
- 遺留分侵害額請求が起きにくいラインを意識し、税理士・弁護士とも連携して検討
- 最終的に公正証書遺言に落とし込み、手続き面も含めて実行可能な形に整えた
- 言いづらさを整理しながら、全員に一定の配慮がある分け方になった
- 家族の将来不安が軽くなり、「準備してよかった」というお声
世田谷区在住O様(40代、会社員)。相続人の1人が海外在住で、時差もあり一堂に会して話し合えない状況でした。
「連絡が途切れると不信感が出る」「手続きが難しそうで先延ばしになりそう」という不安がありました。
- 最初に、現状の財産と選択肢を日本語で整理し、海外在住の方には簡単な英語補足も付けて資料化
- オンライン面談で同じ資料を見ながら説明し、相続人全員の理解を揃える
- 署名・証明の手続き(在外公館でのサイン証明など)を時系列で整理し、必要書類を事前に共有
- 「誰がいつ何をするか」を明確にして、連絡が途切れないよう運用ルールも作った
- 帰国せずにオンライン中心で協議がまとまり、手続きもスムーズに進行
- 認識のズレが減り、相続人間の不信感を抑えられた
4 よくある失敗(落とし穴)
・名義が古いまま放置し、相続人が増えて急に難しくなる
・共有のまま相続し、売却も修繕も決められず止まる
・特例のスケジュールを外して、使えるはずの制度が使えなくなる
・節税を優先しすぎて、老後資金や介護費用が足りなくなる
・認知症対策が遅れて、預金や不動産が動かせなくなる
相続コンサルティングは、これらを避けるために「相続の見取り図」と「優先順位」を先に作ります。
5 よくある質問(FAQ)
できます。新宿区で相続登記を多く扱う司法書士として、名義の流れを図で整理します。
まず要件とスケジュールを整理し、税務判断は税理士と連携します。
あります。相続税より、分け方と共有と手続き負担で揉めることが多いからです。
できます。遺言や家族信託など、選択肢が広がります。
できます。新宿区周辺の対面に加え、遠方や海外相続人がいる場合もオンラインで対応しています。
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